2010年10月13日水曜日

YUI 17歳のインタビュー rockin'on H 2005 February

さらにもう1冊出てきた。YUIをデビュー前から追いかけていたロッキングオンHだ。 

2005年2月号 「何一つ見逃したくない。人一倍喜びも悲しみも強く感じる生き方をしたい」━YUI 1 7歳、しなやかな覚悟 だ。

「I know」創作について語っている貴重なテキスト。この曲は近年ライブではやらないし、YUIにしてはめずらしいテーマかもしれない1曲。 インタビュアーは大前多恵
オーディションでもギターを抱え床に座ってうたったそうですね。 
「はい。始まる前に頼んで、私は座ってうたいました。みんな焦ってて、申し訳なかったです(笑)。もちろん軽い気持ちではなかったんですけど・・・・・・自分らしいかなって。あと、オーディションでうたえるのは2曲だったのに、新しく出来た曲を聴いて欲しくて、私は3曲うたってしまったんです。曲は“I know” でした。後で怒られたんですけど……(笑)」 
勇敢ですね(笑)。 ”I know” はどんなテーマでつくったんですか? 
「小さな争いごとから大きな争いごとまで、ニュースで観て……そのとき考えたこと、そのままですね」 
《泣かないでお願い 可愛いわたしだけの坊や》とありますが? 
「……戦場の母と子って、どうなんだろう?って。母は強いですよね。戦場であれ、今この状況であれ、ひとりひとつ希望を持てるようになれたらいいなっていうか。日本でも子どもが虐待されたりしてるし、それも戦場と同じ状況じゃないですか。平和そうに見えて平和ではなかったり……。そこをちゃんと見ていなきやいけないって。 ”lt’s~”はもがいている中での一筋の光、という感じをうたっていて。『切ないけど明るい』『一筋の光が見えている』……そういうことを伝えたい。暗いことじやなくて光を見ていける曲を書いていきたいと思ったんです。自分と向き合うって凄く難しいことですけど、こうありたいっていう理想が私の中にあって、そうなるにはどうしたらいいか?って考えるので」 
生きていく上で、YUIさんが絶対譲れないポイントって何ですか? 
「全部音楽につながってるから、何-つ見逃したくない。もっとリアルに、人一倍喜びも悲しみも強く生きていけたらいいなと思います。でも、うたって泣けるってすごいことじやないですか? いつもハイテンションでいたいなっていうか……自分と戦っていきたい。知れることが知れないっていうことがもったいないし、何も無駄にしたくないですね」

「I know」がYUIの「母」イメージを知ることができる最初の作品になった。

17歳で注目をあびる人はどの世界でもいることはいるけど、創作について17歳でインタビューを受けることができるものはごく選ばれた天才だけ。自分は17歳のときはな~んにも考えてなかった。なにも疑問に思わず学校と家を往復し、テキトーに部活してたわ。

こうして昔のインタビュー読んでもYUIはまったくぶれてない。ただ、最後の1節はよくわからないことになっちゃってる。YUIらしい。

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