2026年10月18日日曜日

京極夏彦「邪魅の雫」(2006)

京極夏彦「邪魅の雫」(講談社NOVELS 2006)を読む。無償でいただいたので読む。

自分、京極夏彦を読むのはこれで7冊目。なのでよくこの作家の本がどのようなものかなんとなく知っているのだが、それでも今作は読んでいて困惑した。事件そのものが読んでいて何も面白くない。

ページをめくってもめくっても面白くなってくれない。大磯や平塚で毒殺事件が発生して、それが連続殺人らしいのだが、何が起こっているのかまるでわからない。関係が見えない。読んでいてイライラ。

今回は木場のべらんめえ調会話は控えめ。榎木津も控えめ。それでも犯人主観のポエム文。京極堂の講釈と説教がひたすら続く。面白いことが起こらない。(京極堂のする話自体は聴いていて面白い)

もう半分地点の手前で読む気をなくす。困った。
しかし、帝銀事件と731が出てきたとき、ちょっとは「お?!」って思えた。そかしそれも短かった。
終盤になって真相が京極堂から語られるのだが、テンポ悪いし、そんなことどうでもいいという。長すぎて誰が誰だか覚えていないというw 

京極夏彦をミステリー作家として読むという人にはファーストチョイスとしてオススメできない。日常の軽い娯楽としてミステリーを読むという読者にオススメできない。自分は京極夏彦を読むのはこれで最後にしようとすら思った。(手持ちがあと一冊ある)

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