2026年4月7日火曜日

村崎なぎこ「全米が泣いた」(2025)

「全米が泣いた」(JTBパブリッシング 2025)という本がそこにあるのを見てつい笑ってしまい手に取った。村崎なぎこ作、MATSUDA98絵、JTBパブリッシングによる児童向け「はじめノベル」創刊1冊目らしい。

漫画家志望の衛藤駿くん(13歳)はSNSにアップしたイラストマンガがコミック誌編集者の目に留まり、編集部費用持ちで関東奥地にあるという神河村のトマト農家全(あまた)家の土蔵に住み込み課題をこなす漫画家修行。

そこには全米(あまたまい)という同じ中学一年生のクール美少女がいる。この娘を感動させれば「全米が泣いた」というコピーが掲載できるという(笑)。

そして土蔵の鏡には全米(あまたよね)というマイの曾祖母の霊が!
この霊と編集者と人気アニメ監督と脚本家の指導とアドバイスによって、マンガのプロット創作のキモを学んでいくという「創作系」青春小説。

最後のエピソードは丹精込めて育てたトマトを根こそぎ盗まれるという、現代日本にありがちな嫌な事件。その解決にSNSを使うとか、現代の子どもたちがどっぷり浸る現代日本社会。

小中学生向けなのであっという間に読めてしまう。楽しいひと時を過ごせる。

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