講談社現代新書2295「福島第一原発事故 7つの謎」NHKスペシャル「メルトダウン」取材班(2015)を読む。
これもコロナ期に55円で購入して4年積読だったもの。ようやく今開いた。前の所有者の引いた線や書き込みがそのままあった。
2011年12月から2014年12月まで5回放送された「メルトダウン」シリーズを新書版として書き下ろした一冊。
自分は今もまだ3.11震災の心のダメージを引きずってる感がある。そういう人は今も少なくないはずだ。
あれほど多くの人が一度に亡くなって、さらにその後も福島第一原発の事故という深刻な事態。あのとき何が起こっていたのか?についての番組はこれまでに何度もあったのだが、自分はすべて未視聴。それは自分の心を防御するためでもあったのだが、事故から15年も経つ。ようやく知っておくべきことだと考えこの本を開く。
震災の夜から伝わってきた福島の深刻な事態。そして次々と水素爆発する建屋。そして4号機使用済み核燃料プールへの不安。あの当時のことを思い出しながら読んだ。
第1章から吉田所長の「ベントが出来ていたのかわからない」という証言を深堀り。津波による電源喪失は核燃料の入った炉の冷却が出来ず圧力がどんどん高まっていた。放射性物質が外部に漏れる事態の死守はあきらめざるをえないのだが、弁を開くことがこれほど困難だったとは。
この本を読むと安全対策のための技術に関する記述が多い。それでも事故は防げなかったという教訓。
多くのものを失ったが、この事故ではまだわかってないことがあるにしても、東電も日本も福島も後世に伝えるべき多くの教訓と知識を得たはずだ。
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