2026年2月6日金曜日

映画「ゼロの焦点」(昭和36年)

昭和36年の松竹映画「ゼロの焦点」を見る。最近NHKBSで放送されたものを録画しておいたもので見る。モノクロ作品。
原作は松本清張、脚本は橋本忍山田洋次。監督は野村芳太郎。音楽は芥川也寸志

主要3キャスト女優は久我美子高千穂ひづる有馬稲子
失踪した新婚の夫の行方と過去を探し歩くヒロイン女優の久我美子は、一条関白家と久我侯爵家の血筋を引く娘という高貴な家柄。

鵜原憲一は南原宏治。鵜原兄が西村晃、室田社長が加藤嘉。昔のおじさん俳優はみんな若い時からおじいさんのような風貌。

原作を活字で読んだばかり。なのでどの場面も状況がよくわかる。この時代の映画脚本は原作本の駆け足ダイジェストのようになっている。
ラストはヒロインが室田夫妻に崖の上で考察を語り聞かせるスタイル。そういうのはよほど証拠を固めておかないと反論されて終わるはず。聞き込み捜査で得た情報を一気に語る。

ヒロイン禎子の推察と室田夫人の説明がそれぞれ映像であるところは映画として良い。
鵜原兄はあんなに鋭く頭がよく犯人をガン詰めしてたとは驚き。
清張が描かなかった行間の女同士のドラマがかろうじて映画として見る価値を感じる。

原作もたいして面白くなかったが、映画ですらもそれほど面白くない。昭和36年当時の金沢と能登の風景を見れることは貴重。

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