2026年1月21日水曜日

NHK未解決事件 File.10「三億円事件」

1月10日放送のNHK未解決事件 File.10はついに「三億円事件」を扱う。
この事件はもう散々ドラマや映画やドキュメンタリーで子どものころから何度も見てきたやつ。もう今さら掘り下げても何か新しい事実が出てくるとも思えない。
番組のほとんどが当時の捜査関係者やマスコミの敗者の弁。我々はどこで何を間違えたのか?
初動でのミスが大きかった。容疑者を絞り込めないままその対象をどんどん拡大。それはまさに犯人の想う壺。
もう当時の若手捜査員や記者たちが80代半ばになっている。関係者がどんどん鬼籍に入っていく。これではもう解決は見込めない。
自分、十数年前に府中刑務所のこの場所へ巡礼に出かけた。目撃者はいないと思ってたのだが、なんと当時17歳の女子高生が目撃していた。偽白バイ警官と日本信託銀行の人々のやりとりを見ていた!すごい。そんな歴史の生き証人が!
この事件の最重要容疑者は事件後に謎の服毒自殺を遂げた少年S(19歳)。
もう都市伝説化した人物。この線から事件の真相に迫るのもほぼ無理。
そして番組取材班は事件前に少年が顔を出していた福生のバー「あんず」を知る老婆を訪ねてSとはどんな人物だったのか?話を聴く。
この通りは何度か通ったことある。昭和の赤線地帯。令和の今にかつて「あんず」だった店を辿るのは無理っぽい。地元の古老にでも尋ねるしかない。
三億円事件には誰も被害者がいなかった。保険会社を除いて。だが実際は過労死した捜査員がいた。
そして、最重要容疑者として別件逮捕された人がいた。事件当日就職面接を受けていたというアリバイがあり釈放。警察幹部も謝罪。だが、世間の疑惑の目から逃れられずに自死。それはなんという悲劇。SNSのある今なら「三億円事件で逮捕され釈放されたけど何か質問ある?」でバズれそうなもの。
自分、白バイを乗り捨て車に乗り換えた国分寺の雑木林には行ったのだが、現金のジェラルミントランクを移し替えた団地は行ったことない。こういう番組は事件当時の映像が出るので見逃せない。
番組は、当時の捜査員が時間がなくて調べきれなかった白バイ目撃談が2件あったことを発掘。しかしこれも辿ったところで真相にはたどり着けないだろうと思う。まさに迷宮。
そして、Sと親しかったAにも注目。ハワイに滞在し新橋で喫茶店を開業するなど金回りがよかった。事件の黒幕では?と尋ねた人がいたのだが、深いため息をついていたと証言。それは怪しい。
そして70年代以降の日本社会のアイコンとなってしまったモンタージュ写真に顔を使われた青年がいた。事件前後に故人となった人物だが、この青年の妹がインタビューに応じた。今も警察に不満と恨み節。

もうこの事件は志賀島金印のように、強奪された当時の聖徳太子の一万円札が掘り返されないかぎり進展がないかもしれない。

このシリーズ、過去の不定期放送回はどれもクオリティが高くて好きだったのだが、レギュラー化してから「違う!」という回もあって見ていない回もある。事件自体にロマンを感じない。あと、自分が関心あるのは室蘭女子高生失踪事件。これを早く取り上げてほしい。

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