アーサー・C・クラーク&スティーヴン・バクスター「過ぎ去りし日々の光」(2000)の冬川亘訳2000年ハヤカワ文庫上下巻を読む。表紙イラストは浅田隆。各巻を108円で購入。8年積読本。
THE LIGHT OF OTHER DAYS by Arthur C. Clarke & Stephen Baxter 2000
ハイテク企業アワワールド社は量子の泡に出現するワームホールを拡大し安定的に存続させ制御する技術を発明し、やがて量産化し機械を販売。
それによって起る社会の混乱とカオス。歴史学者や科学者は地球と人類の歴史をさかのぼってワームホールによってのぞき見観察。地球と人類史の謎はすべて解明。
そしてすべての人のプライバシーが無くなる。生成AIの登場がエロ目的で発達したように、人々は他人のセッ〇スをのぞき見。なんだこの展開。
上巻裏に書かれてるあらすじ書きがほぼでたらめ。下巻はキリスト教史、人類誕生史、地球環境の進化などの講釈。どんどん内容が散漫化。
そして、冤罪事件の掘り起こし。犯罪被害者遺族がテロリスト化。
うすうす予想はしてたけど、やっぱりそんなに面白いものでもない。
ハードSFだと聞いていたのだが、ほぼドラえもんの秘密道具が実現したら?という長い話。
ドラえもんの秘密道具もそれぞれすべて、発明、悪用、社会の混乱、法整備、抜け穴の発見、防御法の確立という流れを歩んだに違いない。
「トリガー」もそんな感じの未来予想SFだった。クラーク先生の予想通りには未来は進んでいない。
これでまだ読んでいないA.C.クラークは長編も残りわずか。あとは短篇集で未読のものが何冊か残ってる。

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