ジョージ・オーウェル「一九八四年」(1949)を2009年高橋和久新訳ハヤカワepi文庫(2019年40刷!)で読む。巻末解説はトマス・ピンチョン。これ、約3年積読本。55円で購入したもの。
NINETEEN EIGHTY-FOUR by George Orwell
ジョージ・オーウェル(本名エリック・アーサー・ブレア1903-1950)を読むのは初めて。
この人はコロナ期に見たウクライナでのホロドモール飢饉の惨状を伝えたジャーナリスト映画の最後に登場するソ連礼賛作家として登場したのが印象に残ってる。だが早々にスターリンの社会主義ソ連に幻滅失望したらしい。
この本はファシズムや共産主義や全体主義の批判書として有名。その内容を知りながら読む。
自分はすでにスターリンとNKVDの体制が市民にとっていかに窮屈で圧迫感があって恐怖なのかよく知ってる。そういう歴史を本や映画で何度も見た。
正直この本はそういったスパイ小説やサスペンスを期待すると面白くはない。たぶん文学の色が強い。ひたすら改行なく主人公の内面。あまり会話もない。
読んでてずっとナチスとゲシュタポとSSだったし、毛沢東と紅衛兵だし、未来世紀ブラジル。治安維持法時代の特高警察日本だったかもしれない。この手のジャンルは今では他にもっと面白いものがありそうだ。
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