塩野七生:ローマ人の物語「悪名高き皇帝たち」(1998)を読む。新潮文庫では17巻から20巻の4冊分に相当。もうだいぶ読み進めてきたのだが、なんとまだ全巻の半分にも到達してないw
カエサルが設計図を描き、アウグストゥスが慎重に創設した帝政ローマ。その2代目皇帝ティベリウスからスタート。不人気老人皇帝ティベリウスだけで文庫1冊と半分も費やしてる。もう読んでも読んでも終わらない。
ティベリウスって高校世界史で学んだ覚えがまるでない。ローマ周辺国境防衛ではやるべきことをやったのだが、ローマに居住しないでカプリ島から指示だけしてくる暗い老人。恐怖政治。
そしてローマ市民から歓迎された若い皇帝カリグラ。人気があったのに若くして死んだ英雄ゲルマニクスの子。人気取り政策しかやらない。「パンと見世物」。結果、暗殺される。いなかったことにされた皇帝。
そして思わぬ皇帝の座が回ってきたのがクラウディウス。カリグラの後始末。ブリタニア遠征に乗り出す歴史家皇帝。ふたりの悪妻には何も言えずに混乱を招く。妻アグリッピーナによって毒きのこで死亡?!
そしてネロの登場。まだ16歳。パルティア・アルメニアとの外交では成果を出すも、疎ましい母アグリッピーナと妻を殺害。ローマ大火でキリスト教徒を迫害。なぜか弾き語りシンガーソングライター皇帝?!肥満?
皇帝らしくなくて市民からも軍からも見捨てられて自死。皇帝なんかにならなきゃよかったのに。
という帝政ローマ初期のユリウス・クラウディウス朝の皇帝4人を文庫4冊で詳しく詳しく学ぶ。たった100年でローマ人たちはアウグストゥスの血をありがたがらなくなっていた。

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