講談社青い鳥文庫から出てる「スペインむかし話」(1991)を読む。もらった本で読む。編訳は川真田純子。挿絵イラストはなんとモンキー・パンチせんせい。
9本の昔話を収録。だいたい中世以降のものらしい。すでにアンダルシアからイスラム勢力を駆逐した以降らしい。日本だと鬼とかに相当するものがすべて魔女か悪魔。神はキリスト。
- ファニータ
- 神父の遺産
- 騎士マキシムの物語
- ある仕立て屋の話
- 綿姫
- 影
- うでをなくした女
- 青沼
- マリアーナ
日本の昔話もそうかもだがスペインの昔話も残酷なものがあったりする。「ある仕立て屋の話」「青沼」はむしろ怪談。
「ファニータ」は知略に充ちた計算高い女。ヨーロッパの昔話のめでたしめでたしは身分の低い貧しい女(もしくは男)が王子さまや王女さまと結婚するケースも多い。
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