周木律「教会堂の殺人」(2015)を2018年講談社文庫で読む。
これがシリーズ第5作目らしい。ファーストチョイスに第2作目を読んで、そして5作目でいいのかわからない。BOで110円で買ったものなので歯抜け状態。
2作と5作の間にまたいろいろ事件があったらしいけどそのへんはスルーするしかない。
今作もまた数学者たちの会話。これがこの作家の作風か。今回は「ゲーム理論」がテーマらしい。
結論から言って、今作は自分とまったく合っていなかった。ミステリー小説を読むつもりが、数学と哲学を扱うSFホラーだった。なにせ山奥にある教会堂が恐ろしいデストラップ迷路。第2作に登場した人物たちが次々と死ぬ。
読んでる途中でもうバカバカしくなって、読むスピードを上げた。
それなりに驚くこともあったのだが、最後まで読んでみて、やっぱりどうでもいい内容だった。
なんで次々に不明者を出し、その後遺体となって発見されるような宗教施設に単身乗り込んでいく?
麻原を逮捕したときのような厳重装備の機動隊か軍隊を派遣するしかないだろ。登場人物全員バカ。
こういう邪悪で頭のいい奴は超法規的措置でその場で脚でも撃つしかない。そしてこんな邪悪な建築は空爆でもして破壊するしかない。
装丁がかっこいいのと110円だったので読んだ感じだが、もうこの作家の本は読まないかもしれない。このシリーズを第1作から読み進めてきたというファン向けの味変作品としか言えない。
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