赤川次郎「セーラー服と機関銃」(1978)の角川文庫(1981)の薬師丸ひろ子映画表紙でオビつきのもの(1982年18版)を、キャンプに出かけた先にあったBOで見つけたので購入。
今までこの本を読もうと思ったことはまったくなく、映画もドラマもほとんど見たことがない。長澤まさみ主演ドラマ版(2006)も一部しか見ていない。
こういった映画化時の表紙のものは数に限りがあるだろうから貴重かもしれない。じゃ読んでみようかな…と思って連れ帰った。110円。
読んでみて思ったのが、わりと残酷に人が死ぬということ。昭和ヤクザが極悪非道に人を簡単に殺す。
なんだか少年探偵団的なテイストも感じる。そして、いくつかミステリー要素もしっかりある。
女子高生が遺言によっていきなりヤクザ組長になって…という設定は新鮮だったかもだが荒唐無稽。
それにユーモア会話が古めかしい。自分はあまり面白いと感じれなかった。
赤川次郎さんは80年代に人気作家として一世風靡。巻末解説によれば昭和23年生まれ。なんと帝銀事件のあった年。極東軍事裁判が結審した年。
桐朋学園高校時代にはフルートをやっていて音楽家を目指していたんだそうだ。オペラを聴いたりするそうだ。知らなかった。
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