2025年5月20日火曜日

C.W.ホッジズ「アルフレッド王の勝利」(1977)

C.W.ホッジズ「アルフレッド王の勝利」神宮輝夫訳(1977)岩波書店を読む。
THE MARSH KING by C.Walter.Hodges 1967
の児童向け邦訳書籍。原題では「沼地の王」。

9世紀のイングランドに実在した王を描いた歴史小説。持病と闘いながら異教徒デーン人(バイキング)と戦うキリスト教徒サクソン人の王アルフレッドとその家臣たち。またまた侵攻してきたデーン人とウェセックス王国の戦い。
これも小学5,6年生が読んでしっかりイメージできる内容だとは思われない。

戦傷によって死亡した兄エゼルレッド王の長男エドガーの婚礼。裏切りと陰謀。略奪と殺戮。
敵襲来の場面ではサスペンス要素もある。ハラハラできる内容なのでたぶんそこは創作。

アルフレッドとかつて命をたすけたデーン人の将グスルムとの沼地での決戦。
サマセットに大沼沢地があったことを自分も知らなかった。ロックフェスで有名なグラストンベリーのある辺りか。

いつも世界史に関する本を読んでる自分でもピンとこない本だった。子どもが読んだらなおさらピンとこないに違いない。

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