乃木坂46の井上和がテレビ朝日新人シナリオ大賞ドラマ「スプリング!」(3月21日放送)にヒロインとして主演するというのでチェック。乃木坂メンバーが外仕事ドラマで主演というのは偉大な先輩たちでもごくわずかしか経験していない快挙。
書道部の優等生逢坂碧(井上和)は国立大法学部の前期試験の合格発表に自分の名前がなくて絶望。そして同じ高校同じクラスの村瀬佑(藤岡真威人)も不合格。それは暗くなる。
男はすごくポジティブ。3日後の後期試験に気持ちを切り替える。試験科目は小論文のみ。定員は10名という狭き門。
いや、急に小論文対策とか無理やろ…。碧は何も前向きになれない。ああ、浪人生か…。
佑はとにかく碧を強引に説得し励ましやる気を出させるドラゴン桜野郎。バスケ部顧問の国語教師(駿河太郎)に対策と攻略法の伝授を頼む。
そしてふたりは一緒に後期試験対策準備。だが、このふたりを陰から観察している少女(松本麗世)がいる。イケメンくんにはこういう女子生徒が眼をつけている…。
小論文というのは自分は経験がない。何を書けばいいのか?どういうテクニックがあるのか?まるでわからない。
たぶん書いて書きまくって、添削ダメ出しされ、どんな出題テーマにも対応できるスキルを数日でマスターできる何かコツをつかまないかぎり合格は無理筋な気がする。
そして後期試験前日、碧は早瀬から、佑に関する爆弾情報を知らされて混乱。この井上の演技は良い。
だがこれ、視聴者も衝撃。そんなことってある?!こいつの目的は何?気持ち悪い!w
それってつまり、自分の立場を韜晦する演技が求められる。演出よっては相当に嫌なキモイやつに見えてしまう。昨年に「ウィングマン」を演じた藤岡真威人にとっても俳優としてわりと難しい試練。
自分には、受験と就職そのものをテーマにした青春ドラマをつくるべきではないという持論がある。それを描いても爽快なものにならないから。机で勉強してるだけの映像を撮っても面白くないし、合格したらめでたしめでたしというドラマ映画を見て何が楽しいのか。現実は努力しても報われず無駄になることの方が多い。
もっと文章の書き方テクニック指南なライトなコメディと青春ドラマらしさがあったら評価した。
坂道グループの運営は過去オーディションでのトライ&エラーから多くの知識を得た。人気の出る子の特徴を掴んだ。5期生はそのノウハウの集大成だったように見える。そして6期生を選んだ目も確かなものだったに違いない。
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