2025年4月1日火曜日

畑芽育「なのに、千輝くんが甘すぎる。」(2023)

2023年3月公開の「なのに、千輝くんが甘すぎる。」を見る。
原作は亜南くじらの同名コミック。監督は新城毅彦。脚本は大北はるか。音楽はfox capture plan。制作配給は松竹。主演は高橋恭平(なにわ男子)畑芽育らしい。

畑芽育という若手女優ホープを自分はよく知らない。ほぼ初見。たぶんすでにドラマや映画で活躍してる。次世代広瀬すずだし次世代浜辺美波。このヒロイン如月真綾(きさらぎ まあや)が最初のカットから美少女。
もしかしてハーフかな?と思って調べたら、祖父がアメリカ人らしい。
この子がなぜか女子たちが黄色い声をあびせる学園のモテ男子千輝(陸上部)でなく、もっさり花壇水やり男子のほうに恋してる。この男に告白したら即失恋。なぜ?しかも「ブスに告白された」とSNSで嘲笑してさらす。(この男は後々まで害悪でしかない勘違いキモ野郎)

千輝(ちぎら)くんと図書室だったり電車だったりでよく出会う。二人きりで。
で、このモテ男のほうがヒロインに迫って来る。「次に片想いするの俺にすれば?」男の提案で「片想いごっこ」を開始。本気で好きになってはいけない約束。なんだこの展開。まあスウィーツ映画だから。

いやもう子どものやることとはいえリアリティのない学園恋愛コメディ。
こんな美男美女が何やってんだと思わないでいられない。なんでそんなルールでがんばる?

このヒロインは男子に不慣れというわけでない。クラスメートのカワイイ系男子手塚くん(板垣李光人)とは普通に話ができている。この二人のほうがお似合いだろと視聴者は思う。
サッカーを見学中にボールが当たるハプニングでヒロインはモテ男に「お嬢様抱っこ」され、女子たちから「誰あの子」。いやそういうの女子の夢。
千輝くん好き好きグループにいる地味だが個性的な顔した女の子がかわいい。調べてみたら中島瑠菜というらしい。SEVENTEENモデルらしい。演技はまだほぼ素人の段階だが。
その一方で傍らにいる箭内夢菜がデカいしかわいくないし役不足。以前のようにもうちょっと痩せたらかわいいのに。

千輝くんの家が大豪邸だ。幼い妹と暮らしてる。親は仕事が多忙で留守がち。
クラスメートたちが幼稚。千輝と真綾がふたりでいるところを見て騒ぐ。ショックで道路に飛び出した真綾を助けてじん帯痛めた千輝。
いや、何事もなかったように去っていく車は何なんだよ。病室が個室だしリハビリとか保険であっても治療費が高額では?
責任感じたヒロインのすることがお百度詣り?!ま、けなげっちゃけなげだが。

今は写真を拡散され炎上する一方で、離れた場所でも動画を送ってきて様子がわかるとか便利。それを見て大会グラウンドに駆け付けるヒロイン。「タッチ」でも見たやつ。
この手の映画を見て新鮮さを求めても無駄。ジャニーズ目当ての中高生女子向けなのでこれはこれで正しい映画。ひとつの産業。

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