2025年1月7日火曜日

早坂吝「犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー」(2019)

早坂吝「犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー 探偵AI 2」(2019 新潮文庫nex)を読む。「探偵AIのリアル・ディープラーニング」(2018)の続編。
これ、秋キャンプに出かけた先にあったBOで110円で売られていたのを連れ帰ったもの。すまん。

探偵AI・相以といっしょに合尾博士によって創られた犯人役のAI・以相を主人公とする続編か…と思ったら違った。探偵AIに復讐を誓う犯人IAの回かと思いきや、合尾輔くんとスマホ内のAIが、難事件の起った長崎へ飛ぶ。

これもプロローグのあとに連作短篇4話が続く形式か…と思ったら違った。今回はがっつり長編。「探偵AI」にも登場した公安刑事の母で総理大臣の三人の息子(三つ子)とテロリストとAIの壮大な陰謀サスペンス。

前作はミステリーといってもいい感じだったのだが、今作はサスペンスSFというべき。壮大で荒唐無稽。作風が違うので正直戸惑った。自分はあまり気に入らなかった。

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