松岡圭祐「万能鑑定士Qの事件簿 Ⅹ」(2011)を読む。ついに10巻に到達。
今回はヒロイン凜田莉子が飯田橋に店を構えてすぐのころ。開店と同時にやってくる嫌な客たち。
無言で仏像を置くだけのじじい。安く買ってきた壺を目の前で割り難癖をつけ弁償を求めてくる半グレ。清掃業者詐欺師。まだ無知でお人よしの莉子が騙される。最悪だし最低。
もっと最低なのは警察。それは難しいとか、所轄ガー…とかいうだけで何もしないw この手の本では警察は徹底して無能で役立たずとして書かれるけれども、万能鑑定士シリーズに出てくる警察官もほぼみんなそう。葉山警部初登場もそう。
今回のメインとなるストーリーは、莉子が店を構える前の同物件で美容院経営をしていた企業の乗っ取り事件。ヤクザ企業が会社のハンコを偽造した?という訴訟。
そして宝石密輸ヤクザ企業を暴くために中国行き豪華客船に乗り込む莉子。
あと、第10巻を記念して、これまでの登場人物たちが登場。名場面プレイバック的な。
正直今回は読者のためのサービス巻。この巻から読み始めてはいけない。
正直、第1巻と第2巻に登場した莉子の恩人チープグッズ店の瀬戸内店長とか、ハイパーインフレが起こった仕組みとか、もう何も覚えてなかったw
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