「アッシャー家の崩壊」(The Fall of the House of Usher)1839年 から読む。
暗く不気味なアッシャー屋敷に旧友ロデリックを訪問した私目線で語られる一族最後の兄妹の死。
正直、期待してた内容と全然違ってた。てっきり家庭崩壊ブラック小説だと思って読んでしまって肩透かし。いかにも19世紀英米文学っぽい装飾過多文体ゴシックロマン小説だが、まあポーの代表作と言われればそうかという感じ。
旧友から手紙で呼び出されて行ってみたら兄妹が青白くやせ細って死にそうになってる…とか嫌だな。
「赤き死の仮面」(The Masque of the Red Death)1842年
発症から30分で毛穴から血が噴き出し死に至る感染症が流行する城下、国王プロスペローは城内奥深くで豪華な仮面舞踏会を開く。
これも滅びのゴシックロマン短編。絵画やホラー映画の一場面みたいな小説。これも期待していた内容と違ってた。
「ライジーア」(Ligeia)1838年
これも最愛の美しい妻が死にゆく様子を描いたもの。
「落とし穴と振り子」(The Pit and the Pendulum)1842年
トレドの異端審問で死刑となった男の体験する恐怖?よくパニックホラー映画で見るような話。天井から刃物のついた振り子がだんだん降りてくるとか、落とし穴があるとか。怖い。
「ウィリアム・ウィルソン」と「黒猫」は以前に光文社文庫版でも読んだので今回は割愛。
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