2021年1月27日水曜日

浜辺美波「亜人」(2017)

浜辺美波の出演作に「亜人」(2017 東宝)という映画があるのでみる。やっと見る。監督は本広克行。たぶん中学生が見るSFマンガ映画。

研修医佐藤健は「亜人」だということで隔離保護され検体として実験される。亜人とは何か?映画冒頭で佐藤のナレーションで説明がある。
要は死なない新人類。どんなに傷つけられても復活再生する。人間から恐れられている。

珍しいので偉い人たちが視察にくる。中村育二、升毅といった、こういう場面でおなじみの面々。たぶん亜人の責任者が玉山鉄二。エリート。

そこにハンチング帽の綾野剛が銃を連射して侵入。こいつも亜人。仲間を救出しに来たらしい。警備員や研修者を殺しまくる。みんな家族のいる派遣で来てる人かもしれないのに楽しみながら殺す。マンガでよくみるようなキャラ。
こいつがウフフとニヤツキながらよく喋る。こいつのチャラい喋り方がおかしい。まるで内村コント。軽くてふざけてる。

いい大人が見るような映画じゃない気がしてきた。たぶん仮面ライダーと同じぐらいの対象年齢。

亜人のキャラがよくわからない。妖術を使う化け物のような存在。これでは人間は対処できない。で、その化け物テロリストたちがイケメン俳優たち。どうすんのこれ。

ボロボロになった佐藤を吉行和子が声をかけて保護。しかし、こんな怪しいヤツを見かけたら田舎ほどすぐ目立つ。即通報されるはず。
浜辺美波は入院してる病弱キャラ。どうやら佐藤の妹らしい。ずっと思いつめたような暗い浜辺。やはり浜辺はコメディのほうが似合うしイキイキしてる。

厚生労働省庁舎に旅客機が突っ込むシーンは9.11テロの忠実な再現映像で嫌な気分。テロリスト側をかっこよく描いてどうすんだ。社員たちに犠牲がでるのもやむを得ないって社長なんなんだよ。

無敵すぎる敵との戦いがよく意味が分からない。この世界観に没入できる人のみが楽しめる映画。自分としては最低レベルにつまらなかったです。

0 件のコメント:

コメントを投稿