土屋太鳳と菅田将暉の主演映画「となりの怪物くん」(2018 東宝)を見る。これも少女コミック原作の映画化。2018年GW映画。
監督は月川翔。脚本は金子ありさ。よく見る面々。制作も市川南。
主演以外のキャストも古川雄輝、山田裕貴、池田エライザ、浜辺美波、佐野岳といったヤングスターをそろえてる。正直自分は浜辺美波を見たくてこれを見た。
バッティングセンターの2階で色紙で飾りをつまらなそうに作ってるくたびれた感じの大人になった土屋太鳳の「あのころ」の回想。
怪物こと菅田将暉の高校初日の暴力事件のアクションシーンの動きが異次元に何かおかしい。この子はバケモノ並みの体力がありながら何か知的な障害が?かなり非常識。
でもそれでは高校に入れないだろ。制服が赤の高校ってあるの?
ガリ勉で堅物のしずく(土屋)が担任に頼まれ入学に必要な書類を届けに行ってハル(菅田)と初遭遇するシーンから何かヘンテコ。ハルがしずくに話があるときはいきなり押し倒すか拉致。
この映画、コメディなの?会話のテンポと間合いは軽妙で良い。「俺、しずくのこと好きかも」「それは友だち的な意味で?」「いいえ、性的な意味で」とか高校生の会話としておかしい。噛み合わない異文化コミュニケーション。ハルはしずくにしか懐かないし制御できない。土屋のシリアスな表情がいい。
しずくに勉強教えてと頼んでくる池田エライザが学校で一番カワイイのにポンコツで愚鈍なキャラ。予備校でヒロインの隣の山田裕貴がやっぱりスケキヨ顔が不気味な嫌なやつ。
中間テストでしずくは2位。1位がハル。なんだそれ。菅田はなにも勉強しなくても1位という超人キャラだったのか。しかも家は複雑な事情のある金持ち。
浜辺美波はメガネ学級委員でハルのことを密かに好き?残念ながら浜辺美波のシーンはあまりなかった。強い印象は残らなかった。
これ、なにも期待しないで見たのだが、土屋太鳳と菅田将暉が俳優として異常に上手いからなのかとても面白かった。キャラを演じきっていた。
でも、面白かったのは前半まで。後半の恋愛ドラマとかシリアスパートになると途端に退屈。
主題歌は西野カナ「アイラブユー」。
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