2021年2月12日金曜日

松井玲奈「めがみさま」(2017)

松井玲奈と新川優愛がW主演した「めがみさま」(2017 M cinema)という映画があるので見た。監督は「gift」と同じ宮岡太郎。これが松井玲奈主演映画第2作。

松井玲奈と過干渉母(筒井真理子)の朝食風景からなんかイヤ。松井が化粧っ気もない地味なヒロイン。勤務先の病院では片山萌美らにイジメられてる。汚いものでも見るような目で見られる。
院長にもネチネチと虐められている。内容が予想できない状態で見たのだが社会病理みたいなものを扱った映画か?

ふらふらと入ったショップで新川優愛と出会う。こいつが積極的でモデルのような女。新川の二の腕がとても細い。
ショップ店員鈴木ちなみがチョイ役出演だが言う事が違和感。勧められるままにワンピースを買う。片山のキレっぷりがちょっとコントっぽい。レジから3万円がなくなった件(警察呼べよ)で仕事をクビ。酷い。暗く惨めな女が酷い目に遭うドラマ映画か。

死にたい…と検索w 新川のウェブサイトを見つける。新川はセラピストだったのか。ふたりは同じワンピースを着ている。ちょっと結末の予測がつくかも。

コンビニ万引きの件はちゃんちゃらおかしい。疑われた側がむしろ警察を呼んで監視カメラをチェックしてもらうし、通報者が姿を消してるのも不審だろ。
だが、松井は新川の励ましとアドバイスで気持ちが変わる。新川と一緒に住むために家を出る。「探さないでください」w まあ、そうなるわな。

新川ができる女のようでいて、お腹空いたとか可愛らしくだだをこねる。キャラが迷走してないか?
橋から身を投げようとしてる若い男を助けるシーンって江戸古典落語でしか見たことないわ。

なんか新川セラピーのセミナーが怪しい臭いがぷんぷんする。まるで演劇のワークショップみたいな感じ。なんか「TRICK」で見たような風景。
え、これってストレスを溜めずに全力で言葉で反撃する宗教?

途中からクレーマー退治みたいな話になってとても安っぽいし薄っぺらい深夜ドラマクオリティになっていく。なんだこりゃ?「スカッとジャパン」か?映画にするような深みが感じられない脚本。

我慢せずに本音を思う存分無制限にぶつけ合う行為の行き着く先。まるで連合赤軍みたい。ヒステリックな女性ゴシップ誌記者の死。新川はカルトの教祖。「嘘もバレなきゃ真実」「逃げきったら勝」
松井は新川に疑問を感じて距離を置く。実家に帰っても性悪母と軋轢。
結局なんでもバランスよくやっていかないとダメだってことか。

ゴシップ記者のパワハラ上司尾美としのりがキーマンになるのかな?と思って見てた。そうならなかったw
結局、なにがあってもケロッとしてる新川女王さまだけが爽快。

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