2019年11月19日火曜日

宮ヶ瀬湖

市川崑「悪魔の手毬唄」の由良泰子遺体発見現場の滝のあのシーンは泰子がアップになるとFRP樹脂で作られた人工岩のスタジオ撮影。だが、引き画のロケ地があるはずだ。
長年不明だったのだが、最近ツイッターで衝撃的な情報を知った。

とある人の調査結果によれば、ロケ地はダム湖の渇水時期にしか出現しないマボロシの滝らしい。しかも昔と比べて滝の下部は土砂に埋もれているらしい。
たぶん滝はその姿を留めていないものと推測されたが、他に行くべき場所も思いつかなかったので友人とカセットコンロでジンギスカンの用意してGO! 宮ヶ瀬湖の八丁の滝を目指す。
相模原市はちょっと山間部へ入っていくとそこはもう秘境。鳥屋集落から湖畔に沿ってる山道は通行止め。そしてついに八丁の滝があるはずの場所へ。ダム湖である宮ヶ瀬湖は貯水率98%で遠目に見てもほぼ満水状態。

道志川からの放水路がある。その下の旧道と八丁橋は水没。さらにその下にあるはずの滝は完全に湖泥の底。
なんか、見ようによってはタルコフスキーの映画のような風景。

周囲は流木に覆われている。これでは今後数年は滝を見ることはムリかもしれない。
宮ヶ瀬湖の北西側湖畔を抜ける道は通行止め。
落石がガードレールをぶち破ってた。
奈落へ。怖い。

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