2019年6月10日月曜日

黒島結菜「さかさま少女のためのピアノソナタ」(2019)

黒島結菜が6月8日放送の世にも奇妙な物語「さかさま少女のためのピアノソナタ」に登場した。
主演はジャ〇ーズの玉森(よくしらない)らしい。音大ピアノ科学生を演じてる。
玉森が才能をうらやむピアノ才女が黒島結菜。黒髪と瞳の色素が強い。眉毛が濃い。結果、とても美しい。
ちなみに、玉森がコンクールで弾いていた曲はラフマニノフ:ピアノソナタ第2番変ロ短調から第1楽章Allegro agitato。かなりの難曲。結果、黒島に敗れピアノに挫折。

でもって玉森がたまたま古い楽譜を発見。それは呪われた楽曲だった。
演奏を始めると時間が止まる。途中で間違うと手に大怪我を負う。弾いてみた友人は両手が血だらけ。やだこわい。
黒島は海外名門音大オーディションへ。このとき弾いた曲はリスト:超絶技巧練習曲集から第4曲「マゼッパ」。こちらも難曲。
黒島も挫折し飛び降り自殺。ピアノ英才教育スパルタ指導の結果、多くのピアノ学生がこうなる。
ちょうどそのとき玉森が問題の曲を演奏開始。時間が止まる。
黒島は逆さまに落下する途中で時間が止まるのだが、玉森と心で会話。
会話しながらピアノを絶対に間違えないように弾かないといけない。間違えれば手を失う。
この会話シーンが単調。もっと画を動かしてよかったのではと思った。
自分はポール・デルヴォーの絵画のように感じた。無音という恐怖にも似た緊張感。
このシーンの黒島、違和感があるものの美しい。自分としては10代のころのまさみに似ているように感じる。
たぶん実際には逆さになっていない。自由落下なので無重力のはずだがそうもなってない。

主人公の機転で「ああ、助かった」と思いきや、しばらく意味を考えないといけない謎のラスト。説明があってもよかった。
これ、北山猛邦「千年図書館」から採られたものらしい。

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