2019年6月6日木曜日

橋本愛「長閑の庭」(2019)

6月から橋本愛主演ドラマ「長閑の庭」がBSプレミアムで始まった。

橋本の連続ドラマ出演自体が2014年「若者たち」以来5年ぶりのことだし、主演となると2013年「ハードナッツ!」以来6年ぶり。
橋本はもうとっくに民放テレビドラマというものを見切ってた。たぶん視聴率と関係ないBSプレミアム(全4回)だから受けた仕事。

橋本は恋愛経験のない暗くて堅い性格の独文科院生という役。黒い服しか着ていないのでシュヴァルツ(独語で黒)さんと呼ばれる。

工藤阿須加が積極的に話しかけるのだが、反応と返しがヒステリックで悲壮感があって怖い。あきらかに精神的に問題を抱えている。
この人が頑なで暗くておどおどしててちょっと惨めで見ていてつらい。
橋本は20歳を過ぎてからもう可愛いというより個性派女優方面を目指しているかもしれないのだが、それでも可愛い橋本があまりない。

暗くても鮎喰響みたいな確固とした個性で周囲と渡り合うのなら見ていて爽快感があったかもしれない。気が弱くて周囲と溶け込めない役は橋本愛に合わないのでは?と思う。

普通のドラマすぎて逆に驚く。院生と老教授の恋という点を強調するしかドラマとしての見どころがなさそう。
これは面白くなさそうどころか見ていてつらいかもしれないドラマで第1話で離脱しそう。

老教授が独文翻訳の第一人者にしても、とっくに退官してるのでは?というぐらい年寄り過ぎる。
橋本が慣れない学生飲み会でほんのちょっと教授から褒められるだけで嬉しくなり、すぐに「これって恋?!」ってなるところが笑うべきところなのか迷った。
鳥の雛の件で水たまりで転倒している教授のシーンも、橋本が老教授を「かわいい!」と心の声で叫ぶところも笑うべきところなのかどうか迷った。原作マンガの雰囲気をしらないのでどう反応していいのかわからない。
てか、このドラマ、橋本の心の声が多すぎ。ずっと心の声をナレーション。

あと、教授への告白が早すぎって思った。そんなすぐ恋慕を告白できるなら恋愛経験がないままなわけないだろ。

教官の斉藤由貴さんが若作りしてて驚いたw 
院生の中村ゆりかがいい感じにケバい。こんな子がいたら学生生活も人生もめちゃくちゃにされる。
独文科院生のゼミってあんな雰囲気なの?文学部独文科ってドイツ語ペラペラじゃないといけないの?

あと、平泉成で「またかよ!」と思ったw 今回は父じゃなく祖父の役。
来日したドイツ人作家の日本への興味が「テンションあげみざわ~」みたいなパリピギャル用語って可笑しいだろ。そんなわけあるかって思った。

観ていて自分と合わないドラマのような気がしてきた。脚本のせいかもしれない。困った。

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