2018年7月21日土曜日

長澤まさみ「アイラインは自分で入れている」

長澤まさみが「隠し砦の三悪人」に出演していた時期のシネマスクエアvol.18(2008年5月)がそこにあったので連れ帰った。まさみインタビュー&グラビアが4ページある。これ、まだ持ってなかった。100円でゲット。

「隠し砦の三悪人」は長澤まさみ20歳のときの映画。オトナが見る映画としては脚本がアレだが、まさみのビジュアル的にはとても良い仕上がり。なにより凛々しい宝塚っぽいまさみが新鮮。もう8年ぐらい見てないけど。

まさみ文献研究派の自分としては何かまだ知られてないことをまさみが喋ってないかチェックするのだが、それほど人に知らせたいような箇所もない。
だが、黒澤監督オリジナルを観たまさみなりの役作りのようなものは、まさみオタなら知っておきたいところ。以下引用
(オリジナルで参考にしたところは?)
長澤 「眼です(笑)!オリジナルの雪姫 はびっくりするくらいアイメイクが濃くて眼力がすごく強かったので、ここがキャラクターとして、強く印象付けられる箇所だな、と思ったんです。ふだんからアイラインは自分で入れてるんですけど、今回はいつもより、かなり濃いアイラインをガッツリと引いてみました。でも、ちょっと濃すぎたみたいで…、たまにメイクさんに薄くされちゃったので、 スクリーンではっきりと確認できるかどうかは分からないです(笑)。
自分は黒澤オリジナル版を見たことはないが、ジャケットの雪姫のメイクは明らかに前時代的にバッチリ濃い。
まさみなりに考えてアイラインを書いたのだが、プロに修正されていた。それ豆知識。これからこの映画を見る人はそこに注目。

堀越では真面目に目立たないように過ごしていたまさみも、ちゃんとメイクは自分でできてたんだな。女子ってメイクを学校で習ってないのに、いつのまにかできててすごい。

この映画の撮影現場の過酷さは自身がパーソナリティーを務めたラジオ番組でも語っていたのだが、ここでもまさみは不満タラタラ…
(撮影を終えてみていかがですか。)
長澤 「大変な現場でしたね。撮っている環境が結構キツかったんですよ。夜間だ ったり、周囲に何もないような山での撮影は、一度行ったら、ちょっと帰るというわけにはいかないですし…。」
寒さと早起きが苦手のまさみ、冷え込む山の中での撮影はまさみの痩せた体には応えたらしい。スタジオセットでいいだろ!って自分なら思う。

この映画でのまさみは異常にハキハキ喋ってるw
(長澤さんの声の出し方がこれまでと異なって いて、とても印象的でした。)
長澤 「時代劇ではいつも、意識して声を変えています。私はお芝居をする上での正しい発声法を習ったことがないので、 正しいと言えるかどうか分かりませんが、時代劇ではふだんの喋り方よりも声に変化を付けないと、その言葉やセリフがきちんと伝わらないと思うんです。だから、私だけかもしれませんけれど、声を作らないとダメなんですよね。」 
初期まさみ映画での台詞のふにゃふにゃ加減はまさみ本人もダメだこりゃと感じてたらしく、この10年でまさみの台詞は見違えるほど強い。その結果のイイ女感がすごい。
あれだけまさみが頑張った映画なのにその存在が忘れられているw
樋口監督は「シン・ゴジラ」で自分としては評価が再浮上。だが、脚本の中島かずき氏は戦隊ヒーローやアニメ脚本とかの人。

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