2018年6月20日水曜日

ひらがなけやき「Re:Mind」全12話を見た

2017年10月にテレ東で放送されていた「Re:Mind」をようやく見た。がんばって見た。
女子高生密室監禁サスペンス。ひらがなメンバーたちが理不尽な目にあって泣き叫ぶ。過去2回見ようと思ったけど、開始10分が耐えられず挫折。

第1話が一番見るのがキツイ。だが、ここさえ乗り切れば密室監禁サスペンスを楽しめるようになっていく。
足枷で強制的に晩餐会テーブルに着席させられているというのは新しい。部屋の中を自由に移動できないので相互に対話するぐらいしか知恵を絞れない。スマホとSNSがあるのは現代的。
倒れた西洋鎧からネズミがあふれだす映像は怖い。でかいネズミは怖い。10年ぐらい前は渋谷でよくそのへんをちょろちょろしてるデカいネズミをよく見かけた。

第1話でいきなり井口がいなくなったのは笑った。井口が何かに気づいたとたんに暗転。照明が付くといなくなってる。いくらなんでも1話でいなくなるって酷い。

どうやら密室内部に不在のひらがな2期生渡邉美穂がカギ。3か月前に一体何が?!
クリスティ「そして誰もいなくなった」的な展開?!
セットも英国風?晩餐会テーブルが舞台なのは裏切り者のユダを探せ!ということか。
齊藤京子が常に口汚く乱暴キャラ。尋常じゃなくブチギレてて声がデカい。声の張りかたがまるで舞台女優。ホラー映画だと一番最初に殺されるキャラだけどそうなってないw
佐々木美玲 頭の良くリーダー格か?ひとり冷静に状況を分析。カギは渡邉美穂について思い出すこと?

目覚まし時計のベルが鳴ると暗転してひとり消えるという法則が第2話で気づく。2番目に消されたのは東村。
議論の終わりを告げるベルが鳴るとひとり消えるとかまるで人狼だが、ひとりずつ殺されるわけでなく、パッと消される。(楳図かずおなら斧で顔面叩き割られて殺されてる)
これがどういうことなのか?どう見たらいいのか?物理的にどうなってる?

3話以降で美穂をイジメて車椅子生活にした事故の原因をつくった犯人捜しへ。
加藤史帆は以前から声質と喋り方がおかしいと思っていた。なんと初ドラマでは喋れないという役柄w この子はゆる~いコントが向いている。
第3話では潮が消される。これは手の込んだ逆恨み復讐ホラーか?

第4話では初めて回想シーンで密室の外へ。ひらがな2期生・渡邉美穂が登場する。こいつは学園内で何か秘密結社のようなものを率いる影のリーダーか?この汚れた世界を変えるために、私的制裁という間違った手段で正義を主張しSNSに投稿する。

やがて部屋の中にある時計のどれかが12時を指すとひとり消されるという事実に気づく。
そしてベルが鳴る。だがしかし、今回は誰も消されない。
その代わり足を引きずり頭巾をかぶった執事のような男が登場。影山優佳が消される。影山さんはわりと演技ができる子のようだ。
そして私的制裁SNS投稿の犯人捜しへ。

第5話は男が金属バットをコツコツ鳴らして脅しながら議論させる。この回では7名誰も消されないが、頭巾の男の正体が判明する。
第6話は頭巾男の独白が始まる。「俺は佐々木久美に聴いている!お前は佐々木美玲だろ!」には笑った。

この監禁事件の全貌がほぼ明らかに。意外に社会性があって深いテーマだった。だが、これはやっぱり悪霊ホラーなの?

第7話はふたたび渡邉美穂。こいつは高校生なのに研修医とつきあってる。現時点で残された7人(美玲、久美、柿崎、齊藤、加藤、高本、高瀬)はみんなこの研修医の別荘に行ったメンバー?!容疑者候補としてこの研修医と、さらにもう一人幼なじみの存在が?どんどんミステリー要素が強くなる。
そして高瀬のとんでもない告白。急展開!あれ、このドラマ面白いぞ?!高瀬が消される。
第8話で加藤に注目が集まってしまう事態に。この加藤がブサイク。キレる柿崎がカワイイw 
幼なじみは医療事故で死んだ?美穂は自殺したのか?疑心暗鬼の緊迫の討論の末、暗転の最中に加藤が消される。

第9話、もうこれは美穂の呪いなのか?こんどは美穂の父親が浮上。そして高本の告白。
美鈴がすごく綾瀬はるかっぽい。狂気のような洞察力で高本と齊藤が美穂の父親をハニートラップでハメたのでは?と追い詰める。そして高本が消される。
第10話、ののしり合いの末にいきなり齊藤が消される。ついに残りは美玲と久美と柿崎の3人のみ。柿崎は終始議論をリードする美玲を疑う。最大のクライマックスは美玲 VS.柿崎。
自分、今まで柿崎芽実の人気があまり理解できなかったけど、このドラマを見ると素晴らしい演技をしていたことに気づく。柿崎ずっと汗びっしょりで火照った顔で大熱演。このドラマで柿崎人気が上昇したはずだと感じた。

第11話、柿崎も消えた。もうなにも思い出せないと絶望の美玲も消えた。最後に残された久美の前に車椅子の少女が!
そしてこれまでに消えて行った少女たちの呼びかけモノローグ。まるで芥川龍之介の「藪の中」。
あれっ?このドラマはやっぱりイジメ問題啓発ドラマだったの?!

第12話最終回、ええぇっ?!車椅子の少女の正体は!
やっぱり「そして誰もいなくなった」みたいな展開。たしかに驚いたのだが、ラストはすべてが納得いったというわけでもない。で、どういうことだったの?あの女はやっぱりキャリーやサダコみたいな?

でもこれは見てみてよかった。W佐々木、柿崎、影山の熱演がひらがなへの認識を新たにしてくれた。この枠の前クール「残酷な観客達」の10倍は面白かった。

だが、メンタルを傷つけられひとりずつ退場していくメンバーを見せられるのは、まさに坂道グループそのものを見せられているようで気分が落ち込む。

2 件のコメント:

  1. 影山さん受験とかでけやき休業したのは残念。噂通り東大受かったら戻って来てくれるかな。

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  2. もし本当に東大ならアイドルとして前例のない長期休養になりますよね。あんまり高すぎる学歴はドルオタにはウケない気もする…。

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