2018年5月24日木曜日

Chelsy ラストLIVE @新宿LOFT 5月23日

Chelsyの解散発表は本当に悲しかった。昨年の東名阪ツアーだって盛況のうちに終了し、多少無理しつつもなんとかDVDリリースにこぎつけるなど、このバンドは順調に育っているのかと思っていた。
だが、3人は昨年の夏には解散を決意し始めていたらしい…。

で、Chelsyの最後を見届けるべく、雨の新宿歌舞伎町を傘もささずに走り抜け、新宿LOFTへたどり着いた。
さすがにSOLD OUTしてた。たいして広くもないLOFTが人でぎっしり埋まった。自分は40番台のチケットだったので、ステージ正面の1段高いエリア最前柵に寄りかかって観れるスペースを確保した。ジントニックをちびちびとすすりながら開演を待つ。

自分が初めてChelsyのライブへ足を運んだのはメジャーデビューの翌年、2015年9月の渋谷DUO MUSIC EXCHANGEワンマンだった。
すごい楽しみを発見した!と思った。メンバー3人ともカワイイし、何よりMCが面白いしライブが楽しいし。これはブレイクも近い!と思った。

調べてみたら、自分は3年にも満たない間に計7回Chelsyのライブに行っていた。でも、それだけじゃ少ないと思う。彼女たちの音楽活動の手助けにはたいしてなっていない。
Chelsyの名前はぜんぜん広まらなかった。アニメタイアップなんかが付いてもフェスにすら呼ばれていない。
一体どこで何を間違えた?!

たぶん何も間違えていない。個性的で可愛く楽しい3人が集まって、ちゃんと正しい音楽をやっていた。自分の見たところ、あと一押しする何か運のようなものだけがなかった…。もうちょっと続けていれば何か変化があったかもしれないけど、メジャーデビューからまる2年経った昨年夏に3人の気持ちが切れてしまった。バンドの解散は本当に惜しいし悲しい。

本当に今日がラストということで、楽しく盛り上がっていく宣言で最初から飛ばして行ったライブだった。
だが、Chelsyが初めて動画サイトに音源をUPした本当に最初の曲「Sixteen Age」イントロでMIOはこれまでの想いで感情がたかぶり号泣。まったく歌えてない。
SHIZUKA「あの動画みると3人とも仲悪そうw」AMIは自分で昔の自分の喋り方をマネしながら「言ってることが薄っぺらい!w」

MIOがChelsyのこれまでの歴史を語ろうとする。2012年のMIO脱退と翌年の復帰、そしてキーボードARISAの脱退…。だが、SHIZUKAが「そういう話はやめよう!」で遮った。じゃないとしんみりする。ちなみにこのライブにはARISAも見に来ていたとのこと。

オーディエンスたちとのお遊戯の時間のグダグダしたやりとりとか、MIOの「違うっ!」というダメ出しの厳しい指導とか、場内がどっかんどっかん笑いが起こる楽しいトークの時間もあった。
だが、やがてメンバーひとりづつの最後の挨拶では、いつも笑ってるAMIも、クールなSHIZUKAまでもが号泣。自分の後ろの15歳ぐらいの女の子はずっとすすり泣いてたわ…。可哀そうに。

3年間サポートを務めたギター樋口けいにもマイクが回った。この3人は面白いのに人見知りでぜんぜん樋口に懐かなかったそうだ。
樋口はこれからもたぶんいろんな場所で目にすることはあるだろうと思う。

Chelsyは自分にとって、Perfumeの3人が誰かひとりを選べないように、誰か特別に好きということもなく3人とも好きだった。いい子たちだったなあ。
でも自分は華奢で細くてスタイル良くて美人で気の強そうなベースSHIZUKAは超タイプw 自分のこころを盗んでいった。
初めて会ったときMIOもAMIも「モデルさんみたい!」と思ったというSHIZUKAであっても、高校には馴染めてなかったらしい。(バンド活動と両立した大学生活は楽しく過ごしたとのこと)
Chelsy ラストワンマンLIVE @新宿LOFT 5月23日セットリスト
01. Kite
02. Please Please Me
03. I'm in love
04. escape
05. Restart
06. Good-bye girl
07. Orange
08. I will
09. Blue Moon
10. Sixteen Age
11. Happy End
12. It's a Small World
13. Rain
14. It's fine days
15. YES
16. SistAr
17. My Way
自分、escapeという曲が大好きだった。
バンドは7年間の活動で解散してしまった。だが、これからも3人を応援したい。

終演後3人の希望でオーディエンスを出口にお見送りの手のひらタッチ。自分は今まで最前でも見たことあるけど、面と向かって顔を合わせたのは初めて。みんな小さく華奢で可愛かった。恥ずかしくて目をそらしてしまった。

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