2018年4月2日月曜日

FLOWER FLOWER インコのhave a nice dayツアー@日比谷野外大音楽堂4月1日

というわけでFLOWER FLOWER「インコのhave a nice dayツアー」が開幕。3月25日の大阪城音楽堂で初日をスタートして2本目が、数々の伝説的ライブ会場となってる日比谷野外音楽堂。
ここ、自分は昨年6月のGLIM SPANKY以来。今日は暑くも寒くもない絶好のライブ日和。

いつものように友人とふたり、ライブ会場に行ってみると、キャパ的にはZeppよりやや多いぐらい?それほど人の多さに驚いたこともなかった。我々の席はB9列のだいぶ上手側。

たぶん、小中学時代にYUIを聴いていた世代がやっとLIVEにこれるようになりました!といった感じの大学生以上の若者が多かった。若いファンを取り込めている気がする。でもあんまり高校生ぐらいの子は見かけない。男女比率はやや男性のほうが多い気がする。

ステージはバックにFLOWER FLOWERのロゴの書かれたボード、ステージ最前には大量の花束が、そして深紅のカーテンで飾られた祝祭的な感じ。

YUI時代にもなかった日比谷野音でファンもさぞ興奮してることだろうと思いきや、みんな大人しいのがこのバンドのファンの特徴。奇声を発するような人はほとんどいない。
新グッズのグレーのパーカーを着ている人が目立った。自分はツアーTを買って日比谷公園で着替えてライブに挑む。

それぞれが手に花束を持って、yuiとバンドメンバーたちが入場してきた。「こんばんわ~FLOWER FLOWERでーす。よろしくお願いしまーす」でライブスタート。場内は手拍子、yuiは片手に花束(ブーケ)を持ってハンドマイク歌唱で1曲目「春」からスタート。yuiは深紅のシャツ?に花柄のロングスカート?

昨年6月のフラフラ復活ワンマン以降、積極的にミニアルバム「色」からシーズンに合わせて楽曲を取り上げている。自分はこの曲を予想してなかったのでちょっとうれしかった。この曲を聴くと「リトル・フォレスト」の色彩の洪水のようなラストがどば~っとよみがえる。この3年半、あまりにいろいろなことがあった。

「春」を歌いながら、花束をむらじゅんに渡そうとしたり、相変わらずどうしたいのかわからないボケをかます。
やがてアウトロになるとジャガーを構えて、2曲は「パワフル」。この曲はイントロがパワフル。

yuiは(よくあることだが)この曲で歌の入る箇所を間違えてしまった。「えっ?!」って顔をした後、腕組みしながらすまし顔。「ごめん、まじで」には場内からどかんと笑いが起こった。

3曲目はフラフラのライブ定番曲「神様」。
そして最初のMC。yuiによればこの日は「テンションあがりすぎ」なんだそうだ。
む「今日は野音開きらしくて。今年初野音?俺もがんばるけど、がんばってね、お互いに。フー!」と、こちらもテンション高め。

「アイス」「とうめいなうた」と続けて、yuiはまふまふに話を振る。いつものようにyuiのフェイントのようなタイミングに話始めるタイミングがかぶったりする軽い事故。ま「初ツアー、ありがたいことづくし!」ゆ「今日、ボケ殺ししそう」

リハで事前に客に立ってもらう曲と座ってもらう曲を決めておくのがyuiのスタイルだが、「次はすわる?立ってるやつ?」と何もわかってないあやふやなyuiが「あとで謝るよ」とまふまふに謝罪。yuiは頭が回転しない日はとことんダメダメでいく。

そしてアコギに持ち替えて、今ツアー最大の目玉のひとつと言ってもいい「コーヒー」が来た。この曲を自分が聴くのはじつに5年ぶり。
yuiは今もまだ世間から「CHE.R.RY」の人とナメられてる節がある。そんな人たちに第一に聴かせたいのが「コーヒー」だ。yuiの諦観と怒りの込められた大変に個性的な曲。こいつが聴けて自分としては大満足。

そして「あなたと太陽」はyuiがステージから降りて客席ねり歩き。(このパターンはYUIが5thツアー沖縄でもやっていた。)センターステージ付近では握手してる人もいた。

ステージに戻るとMCをむらじゅんに丸投げ。しも手に消えたyui。む「どこ行っちゃった?」
さっちゃんが初めて喋る。「僕、野音初めて」「すばらしい景色!」
男どもでMCを回す「yuiがあそこに登ったのがすごい」「選挙みたいだったw」

やがてyuiが戻ってくると、ステージしも手側奥にある台の上。そしてこの日のライブを迎えるまでの思い出話。む「2,3年前はフラフラは続くのかな?って思ってた」「yuiは音楽続ける気あるのかな?って」うーん、ファンも思ってたことだけど、メンバーもバンドの将来に不安を持ってたんだな。
yuiが突然「解散します!」と発言し、「一言どうぞ」と男たちに話を振る。解散ライブっぽい発言をした後、yui「エイプリールフ~ル!イェイ!」男たち「誰もだまされてないでしょ!」

今朝yuiは「指を挟んだ。痛い。今から病院へ行ってきます」というウソ連絡をしたらしい。さ「どっちの手?って心配した」む「自分が会話に参戦したときはもう遅かった」「あとでその会話を公開します!」

なにやらセンターステージの準備ができたというので4人は移動開始。移動中にyuiは「まつじゅん!」「トトロ!」など、よくわからないことを喋り、ステージでも「立つか座るか決めてなくて」と観客を戸惑わせる。グダグダすぎ。客もyuiのよくわからないボケに困惑しっぱなし。
で、2013年の両国国技館のように360度衆人環視で「宝物」。これが、前の方の人はyuiのいる方向を見て聴いてると音がステージ両脇のスピーカーから聞こえてくるっていう、コンサートとしてちょっと居心地の悪い状況。さらに「スタートライン」もセンターステージでやってた。このころとっぷり日も暮れた。

yuiはステージに戻る途中も「今日はしゃべるとスベる気がする」「おうちに帰ったらしゃべりすぎたって反省するんだろうな~」と言ってた。今日はyuiが何か言うたびに「しーん…」としてた。ま、YUI時代からそうだけど、新規ファンは戸惑ったかもしれない。

「ちょうどいい時間になりました」で、10曲目は「月」。ここでミラーボールが回転。
続いて「命」では一転して赤い光がステージを支配。
「踊り」という曲はひょっとすると2013年末に初披露されたときには「ガラスの割れる音のする曲」と呼ばれていた曲のことか?自分は今回初めて聴いた。

「時計」では手拍子を要求。「バイバイ」を演奏後は「ステージ上だけで盛り上がってない?」「また次のライブも来てくれるかな…」と、不安をのぞかせる発言もするyuiだった。「小さな窓」で本編終了。

アンコールはそのままの衣装でyui&メンバー再登場。yuiによれば日比谷野音は「個人的に思い入れのある場所」だという。好きなバンドの解散ライブがあったとか。このバンドが何かよくわからない。

ま「告知があります!」で盛大に日付を間違え「もう1回!」。すでに発表になっている追加公演の告知だった。yui「きっとみんな来ないのかな?」と不安そう。

「素晴らしい世界」では銀テープが飛んだ。yui「忘れてた!みんなと同じくらいびっくりした!w」
自分の居場所には落下せず…。

そして「過去があるから今があって未来がある。すべてが愛おしい」と前置きして「CHE.R.RY」を、口笛やドラムソロも入るスーパー洗練新アレンジで披露。あいにく日比谷近辺の桜はすでに葉桜っぽかったが。

「この曲は大切に歌いたいと思ってる」という「産声」。
そして意外にも「炎」で全19曲終了~。
「またフラワーフラワーに会いに来てください!よろしくお願いします!」と、バンドのリーダーとして、今日の客が次のライブもちゃんと来てくれるのかどうか?心配するようになったyuiであった。

個人的に気に入ってた「日常」がなかったのがちょっと残念。「地図」「塵」も「スポットライト」から外れた。「宝物」や「神様」をやるよりもアルバム曲を優先してほしかったけど、この日が初フラフラという新規の人もいたかもしれないと考えれば、セトリとして妥当だったかもしれない。

FLOWER FLOWER インコのhave a nice dayツアー@日比谷野外大音楽堂4月1日セットリスト
01.春
02.パワフル
03.神様
04.アイス
05.とうめいなうた
06.コーヒー
07.あなたと太陽
08.宝物
09.スタートライン
10.月
11.命
12.踊り
13.時計
14.バイバイ
15.小さな窓
アンコール
01.素晴らしい世界
02.CHE.R.RY
03.産声
04.炎

今回、ライブ会場で1枚も写真を撮らなかったので、公式からちょっとお借りした。

6 件のコメント:

  1. 日常はENDSEで流れてたので、セトリ変えると宣言してる福岡以降も入らない気がします。
    大阪でやったマネキンが無かったのは意外でしたが、センターステージの準備&移動時間分ですかね。

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    1. 大阪のほうが曲目が多いと聞いて、あのセンターステージコーナーがグダグダしてたからだと思いました。

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  2. 初コメントですがYUIさん時代から拝見しております。
    シークレット期は過去雑誌集めで参考にさせて頂きました。
    昨年の恵比寿までライブ行けなかったので、これを乗り越えて今があると思うと何でも許せてしまいます。それでなくともスポットライトはヤバいですが。

    そして毎回セットリストありがとうございます!
    この曲数で大阪より少ないんですね…確かにMCグダグダ&ステージ移動で時間とられた感は否めないです笑

    地図、塵も気になりますがそうなると何がOUTするのか…
    個人的にはドラマも聞いてみたいですが、何にせよ4/16zeppに期待です。

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    1. YUIライブの世界へようこそ!
      YUIは喋べれば喋るほど「狂気じみた天然」が出てしまうね。

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  3. 久しぶりにコメントさせていただきます。
    3年ほど前にYUI~フラフラファンになり、初めて生YUIを体験できました。彼女の作る音楽が好きなんですが、生でみるとやっぱり綺麗だなと思ってしまいますね。遠目からでも分かる美人さ。カリスマ性が半端ない。
    女性SSWとかJ-ROCKの中でもあれだけのルックスの持ち主はなかなかいないですね。

    フラフラは音源だと轟音の中で叫んでるような曲が好きですが、ライブだとしっとり歌い上げる感じの曲が良かったです。「産声」はグッときました。この曲と「to Mother」をいつか同じライブで聴いてみたいと思いました。

    色んな意味でずっと続けていくのが困難なバンドだとは思うけど、今は突っ走ってほしいです。自分はこのバンドの音楽はカッコいいと思います。

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    1. 興味を持ち始めたとき活動していなくて応援し甲斐がない…という状況は変わった。昨年から初生YUIという人が増えて良かった。
      自分もYUIに代わる存在はいなかったわ。

      精力的な活動と応援する側の気力と体力と財力のタイミングが合うのもなかなか難しい。ツイとか見るとYUIがすべて!という人もまだまだ多いけど、長~い目で応援するためにも自分はマイペースで適度な距離感でやっていきたい…と思うこのごろ。

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