2018年2月12日月曜日

「賭ケグルイ」の面白さは異常

東宝芸能期待のアイドル女優・浜辺美波主演のTBS深夜ドラマ「賭ケグルイ」が始まっている。
これ、アニメ版もすでに放送されている人気作だが、自分は何の予備知識もなく見始めた。これまで4話が放送されている。

ギャンブルに強いことかどうかだけが人間の価値判断の基準になっている学園で、ギャンブルの天才少女がギャンブル生徒会の役員たちを倒していくドラマ。

お台場にカジノをつくる構想があるそうだが、中高生や若者たちにギャンブルのスリルと愉しさを教えてどうする?!と憤ったのだが、やだ、これ、面白い!w 高校生が学園内で1000万単位でギャンブルとかありえないだろ。生徒たちがなんら勉強している様子がないw
主演の浜辺美波が美少女だと評判だが、自分の感覚だと体型がまだ子どもw それに対して、昭和の名女優のような表情と言葉遣いと身のこなしのギャップ感がすごい。なんだかすでに大物感を漂わせてる。

その一方で、「散歩する侵略者」でも美少年ぶりで存在感を出していた高杉真宙くんが、まるで「土竜の唄」の生田みたいに落ち着きのない感じで、お笑い芸人のような独白とツッコミと顔芸を全力でやってるのが感心。まだ照れを捨てきれてないけど。「い、い、一千万~!」とか言い方が大げさすぎて面白い。それをさらりと受け流す浜辺といいコンビ芸。

このドラマを見ると、日本の役者たちの演技は独特すぎると感じる。歌舞伎芝居の時代から大して変わっていない。世界の映画にはこんな大げさに演技や演出は他にない。だが世界に合わせて変える必要はない。エイゼンシュテインの例もあるし。
だいたいヒロインの名前が蛇喰夢子(じゃばみ ゆめこ)ってすごいw 確かにこの子は蛇を喰っていく存在だ。
中ボスたちを倒していく過程が、少年ジャンプ的でわくわくする。ギャンブル生徒会が無様に負けた仲間に容赦ない。「やつは四天王の中でも最弱。ウフフフ」って感じが良い。美少女が美少女を倒してく。まるで「マジすか学園」を見ているような爽快感とカタルシス。
第1話での早乙女芽亜里(さおとめ めあり)役の森川葵のブサイクぶりがすごい。森川の個性派女優っぷりに関心しかない。夢子に敗れて焦燥する森川がすごい。こんなんコントで木梨憲武がやるような役w
この投票カードじゃんけんのシーンがジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「いかさま師」という絵画そのままだった。
その一方で、第3話「ダブル神経衰弱」での皇伊月(すめらぎ いつき)役の松田るかがずっと美少女扱いだった。このキャラが最初の中ボスだが軽すぎるぶりっこ1年生。最初にやられる役としてぴったり。この学園の制服がまるでカジノのディーラー。
第4話では岡本夏美演じる西洞院百合子(にしのとういん ゆりこ)というキャラのすばらしさに感心したし震えた。まるで「犬神家の一族」の岸田今日子。ひょっとして座頭市みたいに耳でサイコロの音を聴き分けるの?
伝統文化研究会が、まるで「ちはやふる」のようなのに、ご本尊前で丁半賭博をやってるのが酷いw うっかり様式美のようなものを感じてしまう。海外の人が見たら日本にはこんなギャンブルがあると勘違いされそう。

夢子は西洞院を「最低ですわ」「人間として下の下」と挑発する。西洞院さんはきっと怒りが頂点に達すると目が開くと予想してたらその通りだった!こういうマンガドラマは期待した通りに進むことが面白くする上で重要。岡本夏美の表情の演技に感心した。

ヒエラルキーから転落した早乙女芽亜里を虐待する男子生徒がまるで中国人成金チンピラみたいな風貌。そこだけちょっと違和感。なんであんなヘンテコにキャラ変させた?

このドラマのヒロインは「TRICK」の山田や「ライアーゲーム」の秋山のように、一回カモになって様子を見て不正を見極め、逆転して相手を倒す。そこが爽快!こういう人材が日本外交に必要。
予備知識のないまっさらな気持ちで楽しめるドラマってすばらしい。今のところ自分としては原作の世界観も脚本も演出も大絶賛。今後の展開に注目。

ちなみにこの学園のロケ地は山形市にある旧山形県庁。5年前の東北旅行でたまたま「洋館がある!」と立ち寄ったことがある。

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