東京オリンピックの1964年に生まれた変わり者孤独男・秋田くんの半生を描く。長野県塩尻市が舞台。
冒頭から主人公の両親がカツラを被った平泉成と宮崎美子夫妻で笑う。この映画はドラマでよく見る面々が総出演。
小学生のころはなんでも1番だった主人公、中学に行くと普通の人に転落。背が伸びず運動部を挫折し転々とする。
上白石萌歌の競泳水着、大友花恋の剣道着、清野菜名の80年代アイドル姿など、美少女女優ウォッチャーには価値の高い1本だが、すべてワンシーンのみの出演。
なんと長澤まさみもワンシーン。たぶん美術の先生。登場した瞬間からまるでおばさん個性派女優。
まさみは自分に求められたものをちゃんと理解した精度の高い演技をしていた。
だが、長澤まさみ目的ならこの映画は見なくていい。
高校で「表現部」なる謎活動を始めた主人公。土屋太鳳が入部する。土屋は恋愛要素担当なのでこの映画ではわりと目立ってるけど、やっぱりチョイ出演。
山崎紘菜は悪質な客引き。森川葵は劇団員仲間で初体験の相手。みんなワンシーン出演とかもったいない。
自分が何に向いてるのか?何をやりたいのか?わからず悩みもんもんとする主人公。このへんは誰でも身に覚えのある普遍的な内容。
「アンタには何かある。好きなように生きなさい」が残酷な言葉に聞こえた。何かを成し遂げないといけないって思いこみは、生きることを苦しくするように思える。
でも、これはこれで楽しい人生か。
PS. まさみは小学生時代からなぜか内村光良のファンだと言っている。この秋、「LIFE」でもコント共演を果たした。まさみはコントも上手。表情の演技はキャリア18年のベテラン女優。
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