FLOWER FLOWER「マネキン」

というわけで、約11か月ぶりのFLOWER FLOWERシングルリリースまつり。

結婚出産後沈黙していたyuiの突然の復活、そしてビジュアル公開と画期的事件が続いた今年の夏のクライマックス。

TSUTAYAで前日フラゲの初回盤。今回は各店舗でそれなりにPOPなんかを頑張ってくれたようだが、それも一部店舗のみだったようだ。今回もSONYさんは全力プロモーションはしてくれないのかも。

CDを開封して驚いた。レーベルが西瓜デザインｗ　Disc1は赤スイカ、Disc2は黄色いクリームスイカｗ　
インコといいフラミンゴといい、yuiはいつも脈絡もなく突然こういうの入れてくる。

今年の夏最大の話題だった東名阪ツアーで披露された新曲「マネキン」。
ひたすらかっこいい。そして諦観のようなもの。
YUIを聴いてFLOWER FLOWERに興味を持った人は、声はYUIだけど音楽と音はまったく新しく生まれ変わったように感じたかと思う。

「ドラマ」はさらに驚き。聴いてすぐに「あ？！聴いたことある気がする」と思った。
これは2015年2月にリリースされた「色」収録のTrack2「entr'acte 1」を発展させた楽曲か？
そもそもこの曲は2013年のRIJF.のステージでなんとなく演奏されていた曲ではなかったか？2013年とかもうよく覚えてないけど。
約4年の歳月を経て、このように窯変していったことは注目すべきことだ。

というのもFLOWER FLOWERにはすぐアルバムを2枚は出せそうなぐらいに曲のストックがあるから。近いうちに2ndアルバムも出そうな気もするのだが、かつてシークレットでライブハウスを回っていた時期に演奏された楽曲もこのように変わっていく可能性がある。

yuiの歌唱はどういうわけかいつのまにかジャジーでスモーキー感を増していた。yuiには誰か憧れて参考にしたボーカリストでもいたんだろうか？そこ、いつも考えているけどまだ答えが出ていない。

初回特典Discは2013年秋ツアーの渋谷QUATTRO音源。どちらかというとライブ映像のほうが欲しかったのでちょっと失望したのだが、これを聴くと歌唱も演奏もアルバムテイクとは違っていてライブ感が強いので、これはこれで貴重。音源だけでも十分に気分をアゲてくれる。

この4人は80年代90年代のレベッカをも想わせる。バンドメンたちの個性と存在感が強い。バンドとして重量打線。

この夏は3か所夏フェスを回る。今後発表される夏フェスでもがんばってほしいところだが、yuiはYUI時代もひと夏に3フェスが限度だった。もう発表はないかもしれない。
多くの音楽ファンの目にとまって、バンドがどんどん大きく発展していくことを願う。

PS.本日正午にMVが公開された。

リリックビデオ？！　ダンス？！

シュール…。そういえば「es.car」のときもYUIは急にダンスをぶっこんできたんだった。

PS. 8月9日追記　8月14日付オリコン週間シングルランキング（7月31日～8月6日）が出た。
FLOWER FLOWER「マネキン」は推定売上枚数4,336枚で初登場20位にチャートイン。

うーん…、HKT、ももクロ、ラブライブ、LiSA、三浦大知、BOYS AND MEN、韓国アイドルにかなわなそうなのはわかっていたが、チャオベッラチンクエッティ、ベイビーレイズJAPANよりも下なのか。