また少女コミック原作かよ!?と思ったら月刊少年マガジン連載。すでにアニメにもなっている。原作ファンとアニメファン、このやっかいな怪物たちを意識しての実写映像化は製作側、役者側にとってやや難しいハードル。この映画の評判をあまり耳にしていない。
桜咲く新学期、主人公の山﨑賢人くんはピアノの神童?だったのだが現在はピアノを辞めている。そして広瀬すず演じるヒロインと出会う。
この広瀬すずが初登場の瞬間からキラッキラと輝いてる!元気ハツラツ、太陽のような少女。「わたし、ヴァイオリニストなんだ!」、なんでドヤ顔?w
楽器素人の役者にとってクラシック音楽映画は演奏シーンがひとつの関門だが、天才ヴァイオリニスト広瀬すずの演奏シーンが素晴らしい!広瀬すずが美しい!
なんか、近年はクラシック映画が作られるたびに、演奏シーンにリアリティを持たせる技術がどんどん上がってる気がする。
赤いドレスの広瀬すず、パガニーニのカプリースNo.24を自信満々に自由闊達に弾き崩す。コンクール審査ポイント無視!我が道を行く勝手気ままな天才演奏で、お堅い渋面クソ審査員(本田博太郎)を呆れさせ、ちょっとはマシな審査員(甲本雅裕)に薄笑いを浮かべさす。
このヴァイオリン演奏シーンが自分にとって驚き。すずは天才的にヴァイオリンを感じてる。
ええぇぇっ?!楽器というものは1日練習を休むだけで3日遅れるシビアな世界。長期間ピアノに触ってなかった主人公が、ろくにピアノに触らないままぶっつけ本番。「どうなっても知らないからね!」
で、コンクール本番中に伴奏が事故停止。まあ、あたりまえだ。
だが、失格後に再開した演奏が丁々発止の名演奏。推薦によってガラ・コンサートに招待。
主人公がピアノを弾けなくなった(演奏中にピアノの音が聴こえなくなるという精神的な難聴?)の原因を作ったのがサイコパスエリートピアニスト教育ママ・檀れい。主人公を束縛する亡霊。こんなん、誰だってピアノ嫌いになるわw
ガラに広瀬すずがやってこない。そこで主人公はラフマニノフ編曲版のクライスラー「愛の悲しみ」を弾く。ガラでクライスラーって渋い選曲だなと思ってたらこういうことか。
広瀬すず、突然難病を発症して倒れていた。脚が動かない?てっきり脳腫瘍か何かか?と思いきや、病名は明かされない。途中から「タイヨウのうた」のような難病悲恋もの展開へ。
ラストはショパンのバラードNo.1をバックに手術シーン。演奏が終わるとすずの霊?!テンションだだ下がり…。医者無能。
山﨑くんの演奏シーンはややピアノを感じられていない気がするが、やっぱり十分に合格点。ただ、ねこふんじゃったを弾いてる人にピアノ弾ける人は「ピアノやってたんだ」とは言わないと思う。
この映画、またしても舞台が湘南。すずは湘南と縁があるなと思ってたら、衣張山山頂からのカット?権五郎力餅?江ノ島水族館?これは「海街diary」オマージュか?
かと思いきや、郡上八幡の新橋も登場。ロケ地気にして見ている人はやや混乱w
とにかく広瀬すずが超絶素晴らしすぎ可愛いすぎで感動!
まさにこの時代を代表するスペシャルな女優としてまぶしすぎる輝きを放ってた!どのカットでもビシッと完璧美少女。
「ちはやふる」と並ぶ代表作かもしれない。広瀬すずを知るためには必ず見ないといけない1本だと感じた。広くオススメする。
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