小松菜奈を見るために「黒崎くんの言いなりになんてならない」(2016 日本テレビ/vap)を見る。製作は日活。配給はショウゲート。
もう自分はいったいこの手の少女コミック原作映画を何回見ているかわからない。女優で見る映画を選ぶとそうなってしまう。
開始早々、ピンクのニットベストにミニスカートがお似合いな小松菜奈に、「オマエは俺の奴隷」という男が登場。このヒロインがいろんなことを拒否できない。日本の学校は入学時に暴力や恐喝や強要は犯罪だと教えるべき。だが、本人たちが「ドSとドM」だと恋愛?
少女コミック映画は開始数分のインパクトで勝負。完全にマンガ展開とマンガ演出で居心地悪くて落ち着かない。どSの黒王子と優しい白王子の二人のイケメンの間で揺れ動く少女の妄想を完全映像化したような作品。これはいい歳した男が見るには相当につらそうだ…。
小松は入浴シーンがあるのかよ!ヤキモチ少女たちの「男どもに裸を見られて恥ずかしい目にあえばいい!」という奸計にかかり男湯に入浴、そこに黒崎くん!というピンチな状況!だが、逆効果。二人はさらに関係を深め合う。
寮の風呂に男女が肌を密着させて入っているって状況はかなりヤバい。てか、女子よりも男がヤバくなるだろ。
タオルを湯船に入れているのが気になったw 日本の映画はアジア各国で見られているので、間違ったマナーが広まらないか心配だ。
「あたし、もしかしてドキドキしてる?」、当たり前だ。ちょっとは意識してるイケメン男子の全裸を真正面(しかも斜め下)から見てるんだからw
てか、どんだけ男女が接触できる寮なんだよ!こんなの男女の間違いを引き起こすための施設に見える。高校生男子に湯上り女子とか、それだけで勉強なんか手につかないだろ。
あっ、小松の親友役が高月彩良だ。この子、昔からすごい美人だったけど、もう19歳。「GTO」では似合わない変なカツラつけさせられてたけど、「都市伝説の女」でのサイバー担当官のときがベスト。あのときは15歳ぐらいだった。最近はやや顔がゴツイかな。でもやっぱり美人だ。自分は高月さんがかなりタイプ。
この子は公称では身長168㎝ということになってるけど、同じく168㎝の小松よりも2,3センチは背が高い気がする。
とにかく男前なので、B級アイドルグループよりもモデルよやればよかったのにと思う。きっと女子からもモテモテ。
停電の最中に「やめて、みんな戻ってくる」とかいいつつ暗闇でキスとか、観覧車でキスとか、ひたすら恥ずかしくて見てらんない。
でも、そういう目的と需要の映画。中高生女子たちが見てキャーキャー言うための映画。
黒崎くんはピアノも弾く。月光とジムノペディしか弾かないけど。サティのジムノペディNo.1を背中から覆いかぶさって二人で弾いてるシーンは良かった。伴奏弾きつつ右手で指をパチンと鳴らしてキューを出すところがかっこいい。
絶対服従期間終了でヒロインが明らかに気分が落ち込んでる。これって完全にどドMの証明じゃん!w
でも、この作品は「友情と恋愛」テーマの比重が大きい。ヒロインをめぐる二人の男の三角関係、黒崎君をめぐるヒロインと親友の三角関係。結局はお互い好きだった者同士がくっつくってゆー。
小松菜奈って眠い顔しててそれほど可愛くないかな…って思ってたけど、この映画での小松はかなりカワイイ。制服の着こなしが完璧。脚がキレイ。さすがモデルさんだ。最後のヘロヘロになって走ってる姿がカワイイ♥ あと、この子は声質が川口春奈に似ているって思った。
この映画、ここ数年の間に見た少女マンガ映画で一番面白かった。
黒崎くん役の俳優を自分はまったく見たことなかったのだが、ED曲を聴いた瞬間にジャ〇ーズだったのね…と察した。ジャ〇ーズを俳優で起用するとネット上で宣伝打てないしいいことないのに。
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