2016年11月16日水曜日

長澤まさみ 「アイアムアヒーロー」(2016)

今年のGW映画の目玉のひとつだった「アイアムアヒーロー」をようやく見る。
これを見る理由はただひとつ、俺の長澤まさみ。
この時期に大泉洋との共演作をみると、完全にきりと真田信之。

R15+で公開なので、血と肉塊がぐちょぐちょに飛び散るサイアクなゾンビパニックホラー大作。残虐シーンだらけ。グロ死体だらけ。
その現場にいる人はみんな死ぬ…どころか、その世界にいる人はやがてみんな死ぬ運命。うん、最悪w
この映画では世界の終わりを描いているのだが、パンデミックが1日で広がって日常が崩壊していく様子のリアルなカオスっぷりは「シン・ゴジラ」を思わせるほどにすばらしい。この状況で生き抜くことは絶望。

有村は序盤であっという間に感染するが何故か発症していない。2回ほど主人公・大泉の窮地を超人的力で救う。
有村はずっと眠っている不思議な存在。

生き残った人々は富士山麓のアウトレットモールでゾンビ(ZQN)に取り囲まれながらなんとか生存。だが、生存した中でセクトのリーダーのような狂ったヤツが集団を取り仕切る。「北斗の拳」のような状況。オレ様の自尊心を損なうヤツは仲間も殺す。
冴えないアシスタント漫画家の主人公はクレー射撃を趣味にしていたためにこの物語の主人公ヒーローになれた。

終盤はひたすらゾンビの頭をどっかんどっかん打ちまくるw このクライマックスシーンには作り手のアイデアと才能を感じた。面白かった。作り手が見る側を上回っていた。

まさみは初登場シーンからたくましくてかっこいい。いつ見てもスタイルのよさにため息が出る。
だが、ZQN以上に狂った男たちには逆らえない。支配されてる状況。イスラム国のような状況。

ゾンビに超人的なハイジャンプ選手がいたために、安全な場所に隔離されていた女子たちが、まさみと有村を除いて全滅。このシーンもエグすぎた。
コイツの動きが予想外なために、弾に限りがあるショットガンで仕留められるのか?ハラハラする。

吉沢と岡田のヒールキャラ、個性的なゾンビのキャラクター、構成と脚本もすばらしい。ゾンビ映画としてはほぼ満点の出来。
だが、ゾンビホラー映画以上でも以下でもない映画。こういう映画が好きな人は一定以上の満足を得るだろうけど、一般的な映画ファン、まさみファン、有村ファンにとってはそれほど特別な映画ではないだろうと予想。

自分はまさみが活躍するシーンが見れれば満足。まさみへの愛を確かめた映画w やっぱ自分はまさみしか愛せないわ。

さらに、前日譚である「アイアムアヒーロー はじまりの日」もよせばいいのに見てしまった。
dTVで映画公開に連動して配信されたもの。まさみが勤めていた病院内パンデミックを描く。有能そうなナース姿も披露。
これがホラーによくある低予算な深夜テレビドラマクオリティのドラマ。完全に「タイムスクープハンター」と同じ質感のフェイクドキュメンタリータッチw ある意味予想通り。

ぶちゃけ、ほとんどのシーンが自分にはコントにも見えた。
まさみ目当てで見る人はまさみ出演シーン以外は早送りで見ることをオススメ。

まさみはホラーが苦手だと言ってた記憶がある。まさみの過去出演作にないパターン。アクションシーンもまさみにはめずらしい。

2 件のコメント:

  1. ゾンビ映画に興味ナシでしたが、ファンの義務感で映画館で観ました。
    一緒に行った友人にバカにされる覚悟でしたが、その友人がゾンビ映画ファンで、かなりの高評価でした。
    海外の賞を獲ったようですし、よい出演作になったのではないでしょうか。

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  2. いや~、これはすごい映画でした。個人的に「シン・ゴジラ」と並んで2016年ベストw 

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