ビブリア古書堂の事件手帖（2013）を全話みた

2013年1月～3月にフジテレビで放送されていた「ビブリア古書堂の事件手帖」（全11話）を4晩ほどかけて昨年の11月ごろに見通した。こんなドラマが放送されていたことにまったく気づいてなかった。この時期はライブに行ったりして忙しかったからかな。

古書店でたまたまきまぐれで「ビブリア古書堂の事件手帖」を手にとって「あ、面白い」と4巻まで読み進めた。そのほとんどを108円で手に入れた。テレビドラマも終わってブームが過ぎ去った頃に安価で買うのが自分。

あまりに頭脳明晰な古書店主・篠川栞子がなんと 剛力彩芽。そしてバイト店員でもう1人の主役・五浦大輔がEXILEのAKIRA。
これ、原作のファンはキャストに大いに不満を持ったみたい。自分も「あまりに原作とイメージが違うだろう！」と感じた。

きっと原作を知らないでドラマを見たら、きっとこういうもんだと楽しく見れたに違いない。剛力彩芽は風貌が個性的すぎるのと声質と喋りがやや残念だけど、これはこういうもんだと納得して見れる感じだった。初めて「剛力、可愛い」と思えた。どこか常に不安そうで、わなわなと震える小動物っぽさがよかった。

だが、五浦AKIRAは栞子以上にイメージが違う。EXILEは古本屋でバイトしないだろう。自分はまだこの俳優に魅力を感じたことはない。
高橋克実の志田さんはぴったり。まったく文句なし。
そして、栞子の母が安田成美。存在感がすごい！いつもニヤニヤ笑ってる。これ以上のないぴったりハマりぶりだった。母と娘の対決シーンの安田が最強ボスキャラ感だしてた。

なんで妹が弟になってる？！

ドラマオリジナルキャラの井戸端会議カフェの店主、「ライアーゲーム」で「なおちゃんてさー、バカだよねー！」ってこれ以上無いむかつく言い方が忘れられない「おしゃれキノコ」じゃん！鈴木浩介って名前の俳優だって調べてみて初めて知った。最近、かつてまさみのルームメイトだった女優と結婚した。

カフェ店員で五浦と同級生という設定で北川弘美が出てる！スタイル良くて可愛くて気が強そうでエロい30代のお姉さん！すごく好きだわ～♥

第1話で失業中の五浦が行くハローワークの職員がどこかで見たことある…って思ってたら、内田篤人じゃん！何しとん？！

第2話から登場の小菅さん役の女の子が気になって調べてみたら「Flower」「E-girls」の人だったのか！普段は歌とダンスをやってるのか。まだそんなに映画やドラマでは見ない顔。顔が丸い！けど気の強そうな眉がいい！

小菅さんの妹もどこかで見たことが…って思ってたら森迫永依なのか！自分の知ってるころと顔がだいぶ変わったな。生田絵梨花って乃木坂の子か！ある意味悪魔な役。個人的にこの子のピアノはマジで尊敬してる。

このドラマはわりと原作に忠実なセリフと展開だったかと感じた。だがやはり、エピソードによっては人情噺に過ぎて退屈した。中村獅童＆佐藤江梨子の第3話、矢田亜希子の第9話はかなり退屈。
森口瑤子、佐野史郎、横山めぐみが出てるとかなり2時間ドラマ臭がする。

それに、最終話のクライマックスの江戸川乱歩知識についていけなくなる。そんなこと、古書店主でも専門分野じゃないとわからないだろ！

ドラマのビブリア古書堂を見て「広い！」って思った。自分の思い描いていたものより4倍でかい。東京だと神保町の古書店を思い浮かべるからかも。

鎌倉でロケをしたみたいだけど、それほど鎌倉推しはしてなかったように思う。レーズンサンドとか出てこなかったし。
鹿山家の邸宅として使われた華頂宮邸は内部を見学したことがあったので楽しかった。

だが、やはりこのシリーズは自分にとって古本と古書店について、いろいろと教えてくれるものがあって楽しかった。目からうろこだった。

宮沢賢治の「春と修羅」は1000部しか刷られてないと聞いて、YUIのイツハピだなって思った。「ビブリア中古レコード店」っていう希少LPやCDを扱うドラマも希望。

自分としてはガッキー＆岡田将生で、妹が広瀬すずだったら「神ドラマ」だった。