この廃校は東京から近くもないのだが、学校を舞台にした映像作品によく登場するロケ場所だった。廃校後、地元フィルムコミッションによって撮影場所に提供されていたのだが、昨年11月に取り壊された。
廃校ロケ地探訪シリーズ第2弾「旧麻生中学」編
この場所に実際に巡礼に行ったというばっさーオタはいるのかどうかわからない。いくら調べても現在の旧麻生中学がどのように取り壊されたのか、記事をまったくみつけられなかったので、友人を誘って実際にこの目で見てくることにした。霞ヶ浦に沿った道から奥に進んで坂を登る。
まず、冒頭でばっさーが門を乗り越え進入するシーン
見ての通り、校門だけはそのまま残されていた。ただし、麻生中学校の名前の入ったプレートは取り外されていた。門は開いたままになっていた。
はい、ここがばっさーが手をかけて、お腹を密着させた正確なスポット。そこにばっさーが居ることを感じながら手を触れる…。これが残されていてよかった。
見ての通り、左手にあった校舎が跡形も無く解体撤去されている…。赤の他人の自分でさえ虚無感に陥る。
庭木はそれほどでないが、グラウンドは荒れ果てている。
そっくり建物だけが消えている。
そこにばっさーがいた。本田、意外に投球フォームがきれいだな。始球式とかしてほしいな。そこに小出と本田翼がいた。伸びた枯れ草が2年以上経ったことを物語る。冷たい北風が身にしみた。
いつものようにその場所にたたずんで、想いにふける。校舎があった場所に校舎がないということはどういうことなのかと…。
麻生中学自体は地域の再編統廃合によって、新麻生中学が別の場所に建っている。行方市はいずれこの場所に市民のための体育施設を建設するらしい。子供がいなくなり、やがて大人たちも年をとり死んでいなくなってゆく。それがこの国の未来。
ばっさーはこんな遠くまで撮影に来ていたんだな。本田翼は今、モデルとしてCMタレントとして人気の絶頂にいる。そして女優としての活動も両立。着実に出演作を増やしている。好きすぎてつらい。こんな旅でしか満たされない気持ちを紛らわせられない…。
ちなみに、前回のBase Ball Bear 「short hair」ロケ地めぐりはこちら。
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