東京都の西に立川市がある。近年、多摩モノレールが開業し、西の秋葉原とも呼ばれ発展を続けている。
この町はかつては基地の街で、広大な昭和記念公園は米軍飛行場だった。立川市砂川のあたりは今でも古い農家の家が点在する。
五日市街道沿いにちょっと変わった神社がある。
立川水天宮・阿豆佐味(あずさみ)天神社だ。寛永6年創建というから、わりと新しい。江戸の新田開発でできた砂川の鎮守。ご祭神は少彦名命と天児屋根命。6月ごろの暑い日曜日に行った写真があがったのでまとめてみた。写真はすべてフィルムカメラで撮影。
境内に水天宮があって家族連れでにぎわっていた。だが、ここの神社の境内にはもうひとつ有名なものがある。それは……、
狛犬じゃなく、狛猫?!
絵馬?!じゃなくて、絵猫?!
なんだこれ? 猫好きの人にはこの神社は有名らしく、各地から参拝客がやって来るらしい。
というのも、20数年前にジャズピアニストの山下洋輔氏が、行方不明になった愛猫が帰ってきますように、と願掛けしたら帰ってきたと発言し、その話がたちまち拡大。以来、全国的に知られる猫神社、通称・猫返し神社だ。
日本にはいろんな神社があるけど、このパターンは初めて見た。招き猫で有名な豪徳寺も彦根藩主・井伊直孝がたまたま鷹狩りに立ち寄ったときの伝説が広がった。神社にとってもラッキーな話だ。
ま、神頼みなので実際に猫が帰ってこなくても、どこかで幸せに暮らしているように神のご加護を……という愛猫家の切実な願いのための神社だ。
自分は猫は飼っていないので、普通に本殿に参拝。俺の子猫ちゃんのまさみにその辺でばったり出会えますように……。こういう邪心を叶えてくれる神社はまだどこにもないな。
彫刻が立派だった。立川で最古の建築物。
立川を走るモノレール。2回ほど乗ったことがある。
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