埼玉県飯能市名栗に鳥居観音という謎の宗教施設があることは数年前から知っていて、T君とのハイキング候補地に何度も挙がりながらもなかなか行く機会がなく数年過ごしていた。T君が休みが取れたというので紅葉目当てに前日に行くことを決定。先日行ってきた。T君とはここ数年、何度も何度も飯能へ来ている。
飯能駅から国際航業バスに揺られること約45分、連慶橋バス停で降りる。(遠すぎる!)バス停から5分ほど歩くと鳥居観音の入り口の鳥居がある。飯能市民ぐらいしか知らないマイナー観光地だ。我々はこういった場所にしか関心を示さない。
連慶橋バス停から見上げた鳥居観音はこんな感じ。とんでもないものがそこにある。鳥居観音は昭和15年に飯能名栗出身の平沼彌太郎(旧埼玉銀行頭取)が両親を供養するお堂を建てて開山した霊場で白雲山鳥居観音という。T君とは過去、こういった誰も知らないような霊場へ何度も来ているのだが、開祖が銀行頭取という場所へ来たのは初めてだ。
昭和46年に竣工という巨大な救世大観音のある場所までは山道を45分歩くことになる。ぶっちゃけ登山だが、スニーカー履きでとくに問題ない。最初の登りは慣れるまでキツい。
20分ほど登ると、地球の上に乗っかった平和観音のある場所へ到達。我々がバス停で降りたとき、紅葉シーズンだからなのか4人ほど一緒に降りた。その人たちの他、マイカーで来た観光客が10人ほどがこの場所にいた。11月だというのにTシャツ姿でちょうどいい陽気。
この場所からながめた鳥居観音の全景はこう。ここで昼食にして、次に左に見える塔を目指す。
今年は紅葉が遅れていて、それほど期待していなかったのだが、こんな道を歩く。大鐘楼に着くので、登ってみる。狭い螺旋階段を登ると鐘に頭をぶつけるので注意。
玄奘三蔵塔に到着。ここは車で来られるので多くの人が写真を撮ったりしていた。
新興の宗教施設ってちょっとヘンテコなものが多いのだが、ここは「いい仕事してますねぇ~」と関心するぐらいにマジになってインド・ガンダーラ様式を追求。それらしいものがいたるところに適切にある。
さすが元銀行家の作ったものだ。手抜きがない。
次にこの塔を目指す。
紅葉が期待以上にすごかった。
まあ、参道から目に付く場所にもみじを植えたんだとおもうけど。
ついこの間まで暑い暑い言ってたのに、気がつくともうこんな紅葉。
ガンダ~ラ♪ ガンダ~ラ♪ 愛の国、ガンダ~ラ~♪ どこだかわからなくなりそうだが、ここは埼玉県飯能市の名栗の山奥。
振り返ると玄奘三蔵塔。ずいぶんと歩いてきたように見えるが、あそこから5分ほど。
巨大な救世大観音は土日祝日のみ内部拝観。我々二人は下から眺めて手を合わせるのみで、再び紅葉を見ながら来た道を下る。紅葉はこれからまだ2週間ぐらいは見ごろ最盛期ではないか。
こんな道を歩いて戻る。そんなマイナー観光地歩きを愛する男二人。再びバス停に戻ると、飯能駅までもどる途中にある天覧山にも登る。ここは過去一緒に来たことがある。天覧山は明示16年に明治天皇が登って近衛兵団の演習を統監した場所。標高197mということで20分ほどで登れる。
奥多摩方面を眺める。最近山へ行ってないので脚が鈍ってへろへろ。飯能駅まで歩いて帰ってきた。天気に恵まれた休日だった。
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天竺って飯能なんですね(笑)夏場より、秋冬のイメージしかないですし、花粉症で冬春の多摩秩父にいくなんて、ほぼ自殺行為です…寒さにも弱いので。
県民である私でも城北、多摩、秩父、比企…を疾走する西武には乗りません、こてこてのJR派です。しかし今後、訳あって西武と関わりがあるかもしれません…それについては後ほど。
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埼玉って東武東上線、日光線、西武線、高崎線沿線に延びていて、それぞれの住民が交流無いよね。
山歩きは晩秋から冬がいいよ。