2013年11月12日火曜日

映画「となり町戦争」(2006)

そして、映画「となり町戦争」を見た。自分にとって、原作を読んでから映画を見るということはほとんどないと言っていい。悪いけどこの映画の存在をまったく知らなかった。

本で読んでるときは主人公は27から32歳ぐらいをイメージしていた。ヒロイン香西さんは主人公よりもやや年上28から34歳ぐらいをイメージして読んでいた。
映画版は江口洋介原田知世。やや年齢が高い。主人公を出来る若手俳優はたくさんいそうな感じだが、香西さんのイメージに合う人はなかなかいないと思っていた。アラフォー原田知世はわりとイメージに近いキャストだったかなと思う。

重要な役どころ・主人公北原の職場の主任は岩松了。まったくイメージが違う。しかし、意外に合っていたかもしれない。映画版は多くの点で原作とは違っているが、ラストは原作のほうがよかったと思う。

結果として映画版のほうが面白かったのではないかと思う。原作の重くてシリアスな村上春樹的な箇所は大幅に軽減され、背筋が寒くなる感じは失われた。軽くてコミカルになっている。原田知世の香西さんに辞令交付式でアゴで無言の強要をされるシーンが面白い。

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