2013年10月1日火曜日

インコの群れ@梅田クラブクアトロ 10月1日

RIJF.2013のステージ上で、この秋の自主企画ライブが発表されてから2ヶ月、あっという間にその日がやってきた。東名阪の対バンツアーという初の試み。発表された瞬間に思った通り、各チケット争奪戦では多くの悲劇が生まれた。よくぞ当たってくれた。

だが、友人が1週間ほど前に仕事でキャンセル。当日ギリで新幹線で行くイメージでいたのが急遽、前々日に予約して単身の深夜夜行バスでの現地入り。東京大阪間最安値のウィラーで。ほとんど眠れなかった。

大阪、自分にとって7回目。うち5回がYUIを見るため。だが、大阪に土地カンがないため大阪城を見学して時間を潰して14時30分ごろ先行物販へ出かける。

1階から非常階段を登らされる。そして、ひどい蒸し暑さの中で待つ。蒸し風呂地獄タワリング・インフェルノ状態だったわ。これがこの夏最大の試練だったと言っていい。上の回へ登るほど温度が上るので、最上階付近では扇風機が回っていた。1時間50分並んでようやく今回のツアーラグランTと「インコの群れ」タオルをゲット。

ここで一度、プラザ梅田の裏の近くのビジネスホテルへチェックイン。周囲が風俗店ばかりだった。東京で言うと池袋や蒲田のような場所だった。荷物を置いてシャワーを浴びて休憩。

再び開場を待つためにあの非常階段で待機。またまた死ぬほど暑い。今回はわりといい番号なので見やすい位置をキープ。やはり大学生ぐらいの年代が一番多いように感じた。高校生と30代40代の人も珍しくない。期待と緊張でギッシリ待機。東京でも関西弁はわりとよく耳にするが、制服姿の女子高生の一団が大阪弁でキャッキャと楽しそうに話している姿は新鮮だった。MATSURI STUDIOのTシャツを着た人はほんの数人しか見かけなかった。

会場では「一発録り」したという謎のBGMがエンドレスで流れていた。ピアニカっぽい音で、単純なメロディー(人によってはオブラディオブラダのように感じるかもしれない)に、おそらくyuiによるバードコールとスライドホイッスル(ピーヒョロ笛)のインプロビゼーションプレイが乗っかったもの。

インコの群れ、大阪の対バンはZAZEN BOYS 。今年のロッキンSound of Forestの再現となった。短いサウンドチェックの後にHonnojiでずっとずっとずっとずっとずっと待ってる!

そして、ロッキンと同じように「キサマに伝えたい~♪ 俺のこ〜の〜キ・モ・ピ~を~♪」

「ズボッとハマった泥沼ぁ~!」を会場に手招きで要求。予想以上にリアクションが返って来て、向井が右手で制止していた。

「18禁の曲をやります」ということだったので、「誰かとしっぽりシケこみてぇ~」が来るのか?と待ち構えたが、「パンツ!パ・パ・パンツ!」のほうだった。「中野学校予備校理事長村田英雄」の箇所はロッキンでは「渋谷陽一」になって喝采だったが、この日は今年5月に急逝した「吉村秀樹」だった。ああ、向井が敬愛していたbloodthirsty butchersの人だ。特に会場から反応がなかったのはみんな知らなかったと思われる。今年の音楽界の訃報としては大きなニュースだったが。

COLD BEAT ではお約束ネタ「さりげ~なく~♪ 抱きしめてよ~」Ver.さらに「こ~い~しちゃったんだ~♪」Ver.で拍手喝采。そして自分の好きな「はあとぶれいく」。

最後に向井から「フラワー・トラベリン・バンドとの対バンということで、うれしく思います。」「この後、フラワーズ・オブ・ロマンスが登場しますんで」と言って、「マツリスタジオからやってまいりましたザゼンボーイズ!」の口上につづいて「破裂音の朝」。この曲も好き。

YUIファン、フラフラファンたちにZAZENがどう受け止められるか、そんな心配を吹き飛ばすほど会場を温めた男達だった。

ZAZEN BOYS 「インコの群れ」梅田クラブクアトロ10月1日セットリスト
01.Honnoji
02.KIMOCHI
03.HIMITSU GIRL’S TOP SECRET
04.泥沼
05.サイボーグのオバケ
06.COLD BEAT
07.はあとぶれいく
08.破裂音の朝

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↓ 渋谷に行く人注意!以下完全ネタバレ!友達が行くという人も注意!↓

↓ 渋谷に行く人は見てはダメ! 見てもいいという心構えができた人だけ 

舞台転換とスタッフ達のサウンドチェックに続いてFLOWER FLOWER 登場。予期していたが大圧縮。右へ左へ前へ後ろへ寄せては返すソリトン波。

この日のyuiは黒い部分が多くなったモードな金髪ヘアスタイル、赤い羽根の耳飾、おしゃれなワンピに黒いレザーパンツ&ブーツ、黒レザージャケットという、まるでファッション誌から飛び出してきたようなモードなyui

「フラワー……」と言いかけて急に止める。「噛んじゃった」。噛んで笑いをとる最近のパターン。さっちゃんの「ズボッとハマった泥沼ぁ~~!」の絶叫を合図に「席を立つ」のイントロでツアー初日大阪スタート!

「神様」なんか、ファッションのせいかもしれないけど、今まで見てきた中で一番かっこよかった。この日はステージ最前で映像収録が行われていた?そこそこレベルの高いカメラだったみたい。

続いて、今年の夏フェスから登場した「ダウンダウンワチュミワチュミ」いう新曲。一部ではすでに「ポストロック」などと呼んでいる人もいるらしいが、根拠はわからない。おそらく足元セトリ表の目撃による?

yuiが「キーボード、むらじゅん!」と紹介するや、むらじゅん「インコの群れにようこそー!ここボクのフリートークのコーナー」 軽く脳天気。yuiのピーヒョロ笛。(yuiはこの笛が気に入っちゃったんだな。)いつものようにMCをむらじゅんに丸投げかと思われたが、これには理由があった。むらじゅんだけが朝の新幹線に遅刻。独りみんなの10分後ろを追いかけたという。

続いて……、これは水上高原NACで4曲目にやったyui語曲に日本語歌詞をつけたもの?……かもしれない。確証はない。「咲いた花を折るように~」というような歌詞がついていた。「君のこと」「スタートライン」とゆったりした曲が続く。yuiの顔に微笑が見られた。

「大丈夫ですか?酸欠とかw スピーカーの音とか大きくないですか?」とオーディエンスを気遣うyui

「今日ずっと(私たちの話)面白くないね?」と自分にダメ出し。「初めて自主企画をさせていただいて……」で大拍手が起こる。「本日は尊敬する先輩、同じ福岡というのとは違った……、(話が)まとまる気がしないw」

「来年は、丸いヤツとかつくりたいよね!」(CDのことか!?と客いろめきたつ)「フリスビー?ブーメラン?ブーメランは丸くないかw」 むらじゅん「カラスよけとか」 客の熱い反応をはぐらかすように「キサマに伝えたい~♪ オレのこの気持を~」とyui独特の節回しとアレンジで2回ほどバンド演奏で繰り返す。これはフルではなかったのでセトリには含まれないと考える。

「まだ行けますか?!」で「月」 夏フェスではスローテンポのバージョンが続いていたけど、久しぶりに速いテンポのブイブイいった感じの演奏。「POP」もシンセが強いアレンジ。そして最後は「バイバイ」

アンコールの手拍子がしばらく続いた後に、「(アンコールなんていただいて)いいんですか?」と慎ましく、黒レザージャケットを脱いだyuiらメンバー再登場。メンバー紹介ではまたしても「むらじゅん飛ばし」 むらじゅんだけがyuiにナメられてる?「あれ、いた?」って。(遅刻したんだから全員に焼肉おごれと)「じょーじょーえん!じょーじょーえん!」コール。「莫大な金額になっちゃう」「また来たいね、大阪!」「対バンしてくれたZAZEN BOYSありがとう!」

アンコール1曲目は「オーウェイウエィウェイ」いってるyui語のとてもカッコイイ曲。このツアーの目玉といっていい。自分を身動きできなくさせた曲。とてつもなくヤバい曲!ROCK!

2曲目は水上高原NACではケータイ片手に歌っていた「鳥のよう~♪」という曲。
以上がすべて。はっきりいって、今まで見てきたフラフラのライブ史上最高だったといっていい。初めての自主企画ライブということで相当なリハをして、演奏も歌唱もライブをしてこなれてきて、今回のツアーで一種の完成形を見たといっていい。

自分としてはかなりの感動を得られた。音のバランスも照明演出も、そのまま映像パッケージとして販売してもいいクオリティだと感じた。今まで「ちょっと嫌だな」って正直思ってたyuiのファッションも大きく変わった。オシャレでモードなモデル美少女だった。

正直、最近のフラフラライブの終了後のオーディエンスから感じる微妙な空気を心配していたのだが、今回のライブは終了直後から興奮と大満足の様子が感じられた。女の子たちはキャッキャと熱く語り合っていた。ずっとどよめいていた。みんな笑顔だった。

こんなにすばらしいものがどうしてメディアに一切登場しないんだ?見たくても見られない人たちがどれほどいることか……。早くアルバムの発表があってほしい。この日の映像もいつか公開するべき。

またまた無理を承知でセットリストを組み立てる。「月」「スタートライン」以外はタイトルが未定か「仮」。わかる人にはわかると思うから。

FLOWER FLOWER インコの群れ 梅田クラブクアトロ10月1日セットリスト
01.席を立つ
02.神様
03.夏フェスから登場した「ダウンダウン」いうyui語曲
04.「咲いた花を折るように~」という新曲
05.君のこと
06.スタートライン
07.月
08.POP
09.バイバイ
アンコール
01.初披露のyui語新曲
02.水上高原NACで初披露の「鳥のよう~」というケータイで書いた曲

1 件のコメント:

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    …丸いの?これは期待できるかも!!次のツアー的なものは必ず押さえます!!
    話は変わりますが私、転職を考えてます。理由はいろいろありまして、今の生活リズムが辛かったり、職場の人達と趣味が合わなかったり、労働災害が多発していたり、したいことができなかったり…まだちゃんと決まったわけではないですが近々、それらに関しての行動を起こそうと考えてます。

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