ソ連の指揮者ってワーグナーを演奏しちゃいけないんだと思っていた。ローエングリン第3幕への前奏曲だけはビクターの国内盤で持っていたので聴いたことあるけど、あとは初めて。
「前奏曲、愛と死」「ジークフリートの葬送行進曲」とか期待して聴いてみた。ソ連のオケの演奏だからと言ってなんらおかしなところがない。
5回ぐらい繰り返しかけてみたけど、魅力を感じるいい演奏だ。1965年録音のローエングリンが他の録音とはっきり違いのわかるテンションの高さ。金管セクションの音の抜けっぷりがソ連だわ。
でもこのCDはけっこう人気があるらしい。いろいろなとこからCD化されている。音質に差があるらしいけど、iPodでしか音楽を聴かないのでわからない。
1962年の録音だからそれほど音もよくないけれど、ほかのムラヴィンスキーの録音に比べたらはるかにマシ。
ブックレットにSTEREOと書いてある。金管セクションがキンキンうるさい気もするけど、それはどのCDでも同じか。長らく、これが自分がこの曲で唯一持っているCDだった。何度か聴いてみたけど、この引き締まった表現は確かにスゴイ。
よくぞ録音として残してくれたものだ。そして、ホルン協奏曲第1番がエフゲニー・ブヤノフスキーのソロによる1964年のライブ。こちらはMONOでそんなに音がよくない。でも、やっぱり他の録音に比べるとマシ。テンション高めの伴奏がついている。
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