2011年7月17日日曜日

ムラヴィンスキーのワーグナー

Mravinsky_wagner
ひと月ほど前、狭山方面へ歩きに出かけた帰りに高田馬場のブックオフでこのCDを500円で拾ってきた。ムラヴィンスキー&レニングラードpoのワーグナー管弦楽曲集。BMG-МЕЛОДИЯ 1995 

ソ連の指揮者ってワーグナーを演奏しちゃいけないんだと思っていた。ローエングリン第3幕への前奏曲だけはビクターの国内盤で持っていたので聴いたことあるけど、あとは初めて。

「前奏曲、愛と死」「ジークフリートの葬送行進曲」とか期待して聴いてみた。ソ連のオケの演奏だからと言ってなんらおかしなところがない。

5回ぐらい繰り返しかけてみたけど、魅力を感じるいい演奏だ。1965年録音のローエングリンが他の録音とはっきり違いのわかるテンションの高さ。金管セクションの音の抜けっぷりがソ連だわ。


Mravinsky_alps
PS. そして、このCDもだいぶ昔に中古で手に入れたもの。なんとリヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲のライブだ。こんなCDがあったとは~。

でもこのCDはけっこう人気があるらしい。いろいろなとこからCD化されている。音質に差があるらしいけど、iPodでしか音楽を聴かないのでわからない。
1962年の録音だからそれほど音もよくないけれど、ほかのムラヴィンスキーの録音に比べたらはるかにマシ。

ブックレットにSTEREOと書いてある。金管セクションがキンキンうるさい気もするけど、それはどのCDでも同じか。長らく、これが自分がこの曲で唯一持っているCDだった。何度か聴いてみたけど、この引き締まった表現は確かにスゴイ。

よくぞ録音として残してくれたものだ。そして、ホルン協奏曲第1番がエフゲニー・ブヤノフスキーのソロによる1964年のライブ。こちらはMONOでそんなに音がよくない。でも、やっぱり他の録音に比べるとマシ。テンション高めの伴奏がついている。

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