2011年7月4日月曜日

誰かが私にキスをした(2010)

Horikita_darekiss
30分ぐらい悩んでチョイスした映画がこれ。堀北真希、松山ケンイチを主役に手越祐也、桐谷美玲といったヤングスターを配役し、原作脚本がガブリエル・ゼヴィン。ハンス・カノーザがメガホンを取った2010年公開の映画。

キャスト的に絶対に話題になったはずだが、自分はまったくこの映画の存在を知らず、予備知識なく見た。
ジャケットがもう最悪。どうみてもジャニ好き女子中高生しか見ないようにしているとしか思えない。そこが自分を大いに迷わせたポイントだった。
しかし、日本の映画界のスターでハリウッド人材が映画を撮ったらどうなるの?という興味でこれを選択。

驚いた。面白かった。多分、過半数のいい大人は「つまらない」と答えるかもしれない。どこが面白いのか?日本映画でありながら、会話の間合いとか、表情とかが日本映画とまったく違う!テンポが速い。

脚本が日本人じゃないから。演出もアメリカンメソッド。日本人のティーンがそんな会話しないだろ。

そして、アメリカンスクールライフ!自分にはアメリカンスクールに行くという選択肢はまったくなかったし、そんなものが存在することもいい大人になるまで知らなかった。
アメリカンスクールのステューデントの会話とかライフスタイルとか、そんなものが本当にこの世に存在するのか!?と思った。なんら共感が湧かない。

少女マンガ的。日本人が出てくるけど日本映画じゃない。ハリウッドのハイスクールを思わせる画のつくり。その違和感が面白かった。
アメリカンスクール卒だったら自分の人生まったく変わっていただろうな。アメリカンスクールライフを体験したかった。

てっきり甘~い青春ラブコメみたいなものを想像していたけど、以外に重厚でじっくり見たくなる。どこか村上春樹テイスト。
堀北真希が三角、四角関係の中心にいるヒロインを演じているのだが、ああ、ハリウッドのハイスクール物にはこういう何でもできる恋に悩むヒロインってあるある。
まあ、上流階級なライフスタイルなんでなんら共感は起こらないけど。パーティーとかするヤツは日本人じゃない。

堀北真希は天使!久しぶりに悶絶しそうなぐらいにかわいい堀北真希を見たわ。くるくる表情変わるし、マツケン&手越の車中シーンでくるっと助手席から振り返って「待ってたのにぃ~」って言う堀北が可愛すぎて呆然としてしまったわ。

途中ヘアスタイル変わるし、スタイリッシュだしカンペキだわ。先日次期NHK朝ドラのヒロインに堀北真希が決まったというニュースを聞いた。
近年NHK朝ドラは大河ヒロインのオーディションのようなものになっている。

堀北真希って個性的な顔だと思うけど、全体の雰囲気が最高。なにもかもいい。優等生で清潔感があって面白くて。
ただ、必要以上に堀北のキスシーンが多くてちょっとブルー。これからまた堀北真希の映画をチェックしていきたい。

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