2011年5月25日水曜日

キース・ジャレットがゴルトベルクを弾く

Keithjarrett_goldberg これを見つけたときびっくりした。キース・ジャレットがバッハのゴルトベルク変奏曲をハープシコードで録音していたことに気づいていなかったから。いや、知っていたのかもしれないがそれほど気に留めていなかっただけかもしれないが。

J.S.BACH GOLDBERG VARIATION  KEITH JARRETT 1989年1月の八ヶ岳高原音楽堂でのECMの録音。West Germanyプリントの輸入盤。先日、池袋で例のごとく500円で見つけて即購入(笑)。もう、この曲を聴きすぎて飽きてるかもって思ったけど・・・・

すごい宝を発見したような気分だ。ジャズ的なバッハを連想するかもしれないが、本当に端整に美しいゴルトベルクだ。古楽のアカデミックなチェンバリストたちのものよりも堅実な音楽の流れ。誠実にバッハに向き合っている。刺激がないということではない。むしろ自分はここまでを想像していなかったので驚いた。それに音がすごくいい。

自分が学生のころ、この人の平均律第2巻をすごくよく聴いていた。この人のしか持ってなかったというのもあったけど、風呂場へラジカセ持っていってまで聴いていた。24の調性の48曲音宇宙に酔いながら。それ以上にこれは魅力的。安い買い物だった。

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