2010年11月26日金曜日

武士道シックスティーン(2010)

「武士道シックスティーン」を見た。このジャケットを見ればほぼ内容がわかる青春アイドルスポコンムービー。
開始早々にあまりにマンガっぽいキャラ設定&リアルさ皆無な展開に不安もよぎった。

しかし、監督は長澤まさみ唯一の傑作といわれる「ロボコン」の古厩智之。スター女優としっかりとした原作とアイデア豊富な監督がいればいい映画になるはずと気を取り直して深夜鑑賞。

今、日本で一番ROCKな女優・成海璃子と最後の清純派・北乃きいが競演した注目作。
北乃はあのスキャンダルさえなければもっとこの映画を楽しめたのだが一方で、個人的に大注目のパンク女優・成海璃子を見たかった。
ずっと鬼の形相のサムライ・ガール。ぶっちゃけかわいくない役。その分北乃のカワイサが引き立つ。

ライバルが出会う→友情を育む→成長&挫折→栄光という展開なのだが、後半なにがしたいのかわからない。テンポが悪くなりそれほどの爽快感は得られない。Michiの主題化がかっこいいのでもっとノリがよくできたと思う。
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自分は高校生のとき授業で剣道をやったことがあるのだが全然おもしろくなく柔道のほうがいいと思っていた。剣道のメンタリティーがよく理解できていない。
剣道の英才教育を受けて育ったという設定の成海璃子の剣道はよくわからないけどすばらしいと感じた。ずっと悪態をつく成海がカッコイイ。
先輩に対しても「チンタラやってんじゃねーぞコラ!!」だ。ROCKだわ。パンクだわ。剣道って防具をつけないで決闘って成立するの?剣道の魅力を十分伝えてくれる映画ではある。

カメラの絵作りにも疑問を感じた。後方の人の動きとか気になってしまった。どうしてそういう絵に決めたのか?考え抜いた感じがしない。ぶっちゃけ成海&北乃のスター2人でもつ映画。

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