2010年9月18日土曜日

宮崎あおい「ソラニン」(2010)

「ソラニン」(2010)を見た。最近はほとんど映画を見ていないけど、これは前から見たかった。
なんの予備知識もないまま見たけど、宮崎あおいがギターを弾く!それだけで注目作。

開始早々カワイすぎる宮崎あおい連発!それに音楽が早々に「アジカンだ!」って気がついた。そういえばこの映画にはアジカンが関わっていたんだったということを思い出した。

ただ…見ていてあまり面白くない、爽快感のない映画。
すばらしい映画って登場人物たちの会話とか、立ち居振る舞いとか、全体の画とか繰り返しなんども見たい!という感情が混みあがってくるなんでもないシーンというのが必ずあるけどこれにはなかった。

脚本も演出も自分の感性の問題でもあるけど、どこかわざとらしくて嫌い。よく練りこんでつくられた自然さが感じられない。
マンガが原作の映画ってどれも同じか。一番重要な音楽のかぶさってくるカンジとか微妙なところで自分とセンスがズレる。
宮崎の相手役の今話題の俳優がちょっと自分は好きになれなかった。脇役やらせたら日本一の女優伊藤歩も魅力を発揮していたとはいいがたい。

今の若者たちってどうして生まれてきてしまったんだろう?てぐらいに辛いかわいそうな目にあっている。ひたすら酷使されて将来の展望も描けない。暗い、いたたまれない作品だった。あんまりリアルにツラい現実見せられても。

宮崎あおいって結婚して何年もたつのにまったく既婚という空気を出さない。これってズルくね?イメージ操作?いつまでもまるで女子大生みたいなカワイさのまま。人妻感が微塵もない。なんで?

なんだか、この映画の宮崎あおいはどのシーンも破壊的にカワイかったな。最後のライブのシーンは爽快だった。こんなバンドがあったら毎週通っちゃう!

桐谷健太がいい味出してるのは想像ついたが、このベースの人はどうだろう?てっきり俳優だと思っていたらサンボマスターの人だった。原作を知っている人にとってはクリソツらしい。終りのほうまで気がつかなかった。

他の脇役のエピソードとかいいと思うとこはなかったけど、意外なところで金髪の軽音楽サークル新人役の岩田さゆりがいい味だしていた。

ああ、自分も高校に入学した時点でバンドとかやりたかったなー。そんなふうに思った映画だった。

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