瀬名秀明「パラサイト・イヴ」(角川ホラー文庫 1996)を読む。こいつも処分するというので無償でもらってきたやつ。1997年に東宝・フジテレビで映画化もされているらしいのだが自分は未視聴でよく知らない。発表当時は話題作だったろうと推測。
ミトコンドリアDNAが人間を乗っ取る生化学ハードSFホラーじゃないかと想像しながら読む。
作者は東北大薬学部大学院で研究室にいたガチ研究者作家。だからなのか文体がとても固い。巻末あとがきで用語の厳密な使用を心がけたそうだ。
研究者主人公妻が交通事故で脳死判定され即腎臓移植という場面は活字で読んでるだけでも怖い。リアルすぎて。
それ以降はハインライン「人形使い」のような寄生虫型宇宙人の侵略SFのよう。ミトコンドリアDNAがターミネーター2のように形態を変化させて神出鬼没とか、学会で演説したり、主人公と喋るのか?念力みたいな力で人を殺せるのか?と考えてしまい、荒唐無稽さも感じた。まあそこは娯楽作。正直、自分にはあまり響かなかった。
2026年現在、AIが生命科学に意思をもって介入してきたら?とか空想。

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