2026年8月12日水曜日

アンディ・ウィアー「アルテミス」(2017)

アンディ・ウィアー「アルテミス」(2017)を小野田和子訳ハヤカワ文庫SF(2018)上下巻で読む。「火星の人」に続く、かつて天才プログラマー少年だった作家の第2長編。「火星の人」は読んだことないが映画で見たのでよしとする。
ARTEMIS A NOVEL by Andy Weir 2017
人類はすでに月面に2000人が生活するドーム都市を作っていた。非合法な運び屋女ジャズ(溶接工のスキルもある)が主人公。このヒロインはどうやらサウジ系?月面に住むようになってもイスラム教はまだ存在するのか。

月面に住むようになっても人々はお金のために労働しないとならないのか。闇バイトみたいなことをしないといけないのか。
この女のやることが月面都市アルテミスを悪徳企業から守るというぼんやりした動機だけで破壊工作を犯す。それは2000人すべての命と社会の根幹を揺るがす重大な危機。

重力が地球の1/6で真空で紫外線と放射線と熱線の月面で何かをしようとする困難さを、この作家らしい物理と化学の視点で教えてくれるエピソードとアイデアには感心はした。

しかし、令和の今を生きる日本人なら、果実や金属を盗む外国人のことが頭をよぎる。こんなやつを社会の一員として迎えたらとんでもないことになるという小説。

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