2026年6月20日土曜日

ロフティング「ドリトル先生のサーカス」(1924)

ロフティング「ドリトル先生のサーカス」(1924)井伏鱒二訳の岩波書店(1962年)を読む。
かれこれ10年ほど前に108円で購入したものを今になって読む。

この本は小学3.4年生以上向けの児童書なのだが、自分は子ども時代にこの本を開いたことはまったくなかった。大人になって初めて1巻、3巻、そして4巻と呼んだのだが、大人でも読むのにわりと時間がかかる。これを子どもが内容と意味を理解して読むのは大変な気がする。

長く感じた理由はエピソードが多いから。読んだ先から忘れていくエピソードも多い。
今作では、サーカスのオットセイを婦人に変装させ、追手をかわしながら逃がしてやるために海岸へたどり着き、海に投げ捨てる。というエピソードが印象的。

近所の目撃者(ばばあ)が「女の死体を棄てた!」「こいつはトルコ人に違いない!」と騒ぐ。ドリトル先生が警官に逮捕されるとか、なかなかスリリングな展開。さすがホームズを生んだ英国。

キツネ狩りに反対するとか、偽薬を販売する偽医者詐欺師との対決とか、この時代の英国を風刺してるのかもしれない。

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