京極夏彦「狂骨の夢」(1995 講談社NOVELS)を読む。これもコロナ期にBOで110円で売られているのを確保しておいたもの。なにせ分厚いのでなかなかページをめくれなかった。577ページもある。読了に3日。
前2作の「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」は事前に映画を観た状態での読書。今作は映像化されていないので活字としてストーリーを追う。
ややこしい。複数の同関連するのかわからない怪奇で猟奇な事件と登場人物たちの幻想と白昼夢と、ひたすら長い会話。とても全体像が伝わってこない。正直、途中で理解することを放棄した。今回は怖ろしい夢を見る女の話なので、フロイトに関する講釈が多い。長い。
背表紙に「本格小説」と書いてある。これはミステリーとは言えない。ひたすら説明する小説。京極堂の「なにいってんの?」という狂ったように壮大な背景動機の説明と講釈がひたすら続く。こんなの、推理小説だと思って読んだら、誰もが「そんなのわかるか!」と突っ込まれるに違いない。
このシリーズは毎回、中禅寺、関口、榎木津、木場修が登場して長い長い会話をするのだが、今回はどのキャラもあまり目立っていない。でもやっぱり木場は目立ってるかもしれない。京極堂中禅寺、物知りすぎる。
その真相に驚きはするけれど、もっともっと話を単純にしてテンポよくしてほしい。読んでる途中で「こいつ誰だっけ?」となってしまう。大力作すぎる。結果、感心はするけど自分としては何も好きじゃない。
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