島本理生「Red」(2014)を読む。2017年中公文庫(2019年18刷!)で読む。
これ、処分するというので無償でもらってきたもの。
夏帆と妻夫木聡主演の映画はすでに見て内容は知ってるので読まなくていいかなとも思ったのだが、島本理生をまだ読んだことなかったので手に取った。
主人公の村主塔子30歳はエリートサラリーマンの夫・真とその両親と2歳娘・翠と同居する専業主婦。一見幸せそう。だがこの家が息苦しいw 夫の母の誕生日会をフランス料理店を借りきって行うだと?身の毛がよだつw
で、娘を産んでから夫婦間での交渉がレス化。仕事に疲れて帰って来た夫にはオー○ルで。これ映画にもあったけど原作にもあるシーンなのか。
で、友人結婚式で学生時代のバイト先共同経営者でかつて男女の関係だった鞍田と再会。そこからは不倫関係。ほぼ官能小説。テーマがほぼ性になっていく。
正直、この本は30前後の女性が読めばいい小説だと感じた。自分にはまったく合っていなかった。映画と原作では終盤の内容がいろいろと違っていた。映画のほうが悲壮感があった。
性描写の官能表現が映画よりはるかに濃密。非正規社員として再就職した翠の職場のこととか細かい。30歳女性にとって重大な人生分かれ道。そういうの、自分はあまり読みたくない。もう島本理生は読まなくていいかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿